先日の自転車旅行を振り返ってみたいと思います。
今回は1泊2日で高崎から長野を経由して松本から帰るというプランを立てました。
初日のルートはこんな感じです。
高崎からほぼ国道18号沿いに前にもお世話になったルートイン千曲更埴を目指します。
まず高崎駅です。上信電鉄は今回特に登場しないのですが高崎らしい写真ということで最初の1枚に選びました。
ここから信越本線の横川駅に向かいます。国道18号で一本道ではありますが、道路の規格が非常に良すぎて危ない感じがしたので、あえて外して碓氷川右岸を走りました。
途中ちょっとだけ18号を走りますがすぐ脱出して県道125号→県道48号とつないでいきます。こちらは旧中山道で、国道18号に比べて狭いですが車が少ないというメリットがあります。
また、18号は横断線形がいい一方で途中に無駄にアップダウンがあるので、それを避ける目的もあります。
良く走る東海道は海の街道なので松並木ですが、中山道は山の街道ですので杉並木です。本物の杉並の旧街道というやつです。
松井田付近の街並みです。風格ある商店もありますが、改修されたと思われる建物も伝統建築風に直してあります。
松井田を過ぎると18号に合流しますが、横川はすぐ近くです。
横川駅です。碓氷鉄道文化むらという施設があり、たくさんの観光の方でにぎわっています。
駅前には釜めしが有名なおぎのやもあります。
駅の外からホームの様子です。行き止まりの駅になってしまったのでちょっと寂しい雰囲気もあります。
さて、横川を過ぎるといよいよ碓氷峠に入ります。
Wikipediaなどで調べると分かりますが、この峠の特徴は”群馬側だけやたらと長い坂になっている”ということです。
道路や鉄道の難所とされているのも、片側だけが坂なのでトンネルを水平に通しても峠をカットできないことが原因なんだそうです。
その長い群馬側は横川駅を登り口とすると頂上まで約14.7km、平均勾配3.9%となります。
何しろ距離があるので、自分のペースを見つけるのが重要になってくるかと思います。
「坂なので早く終わらせたいなあ」と前半に飛ばしてしまうと後半がしんどくなりそうだったので、「これなら長期戦でも耐えられるな」というギア比選択をした上で適切な回転数を探り、慎重に攻略しました。
知っている坂の中だと山伏峠の秩父側が近いかな、と思いました。
道路はさすが国道指定されているだけあって非常にきれいです。頻繁にメンテナンスされているように思います。
ただし、左右端には葉っぱや木の枝などがたくさん落ちているので、変なものを踏んでパンクなどしないように注意が必要です。
自転車だとそんなに気になりませんがかなりくねくねした峠です。自動車やバイクもそこそこ通るので、キープレフトを守って通行したいところです。
ちなみに途中に駐車場があり、トイレや自販機まで完備されているところもあります。
脚を着かずに登るなどの目標を設定していなければ一息入れるのも気持ちいいと思います。
で、峠の頂上に到着です。
峠の頂上っぽい写真になっていますが、ここから軽井沢の駅まではわずかに1㎞くらいしか離れていません。
それにしても自転車でもこれだけ大変なんですから、自転車以上に勾配が苦手な鉄道は良く走っていたものだなと感心します。