長野県道31号を走っていると小川村と大町市の境界付近に切石トンネルというトンネルがあります。このトンネル区間は旧道がまだ通れるのでトンネル回避のために旧道側を通ることにしています。
いつも通行の度に気になるのが途中に”千見城跡”の案内図があることです。
調べてみると千見城は戦国時代に武田信玄と上杉謙信の間で激しい攻防が行われた城なのだそうです。鬼無里などもそうだったと聞きますが、長野県の北側はこういった勢力争いの中間地点に当たることが多く、こういった城跡や戦闘の記録がいくつも残っています。
興味深いスポットではありますが入口からしてこの雰囲気で、ある程度登山に熟練した人でなければ訪問は難しそうに思います。道中にははしごや鎖を使わないと移動できないようなルートが存在するのだそうで、気軽にハイキングに行ける城跡ではないようです。