福島駅-郡山駅-会津若松駅
2日目は福島駅から東北本線で南下し、郡山駅へ向かいます。
始発列車を利用したのでまだ駅のNewdaysも営業していません。
福島駅の在来線ホームはターミナル駅らしい立派なものでした。発車時にあまり聞き慣れない軽快なメロディが結構長くなるのですが、これは地元出身作曲家の古関裕而氏を記念して代表曲である”高原列車は行く”という曲が採用されているのだそうです。
東北本線の車両は昨日の阿武隈急行に引き続きE721系で、快適な移動となりました。まだ朝が早かったので東北本線区間では車窓は楽しめませんでした。
郡山駅-会津若松駅
郡山駅で乗り換えて磐越西線で会津若松へ向かいます。比較的乗り継ぎがスムーズだったので郡山駅はあまり見る時間がありませんでした。
車両は続けてE721系でした。猪苗代駅に近づくにつれて天候が変わり、猪苗代周辺は雪が降っていました。猪苗代駅を出てから会津盆地に下っていく過程で、勾配を緩和するためなのか線形が非常にくねくねしていたのが印象的でした。ただ、曲線が多いためか会津盆地の風景を見ながら列車が下っていく車窓は結構見応えのあるものでした。
会津若松駅
会津若松駅で会津鉄道に乗り換えて会津田島駅へ向かいます。乗り換え時間が結構あったので駅周辺を少し見てみました。
駅舎と駅前のロータリーはとても大きいものでした。
写真左奥に大きい屋根が見えますが、これはかつての貨物駅だということです。鉄道コンテナがまだ置いてあるので、自動車輸送はしているのかもしれません。
駅北側には扇形の車庫と転車台があります。現役で使用されているものは珍しく感じます。
会津若松駅からの乗車券購入
会津若松から会津田島を経て鬼怒川方面に抜ける場合、気になるのは乗車券の買い方です。JRのきっぷは会津若松までなら買えますが、ここから先は会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道の3事業者をまたいで移動することになります。
駅の自動券売機では会津田島駅までの乗車券が買えますが、みどりの窓口であれば東武鉄道の特急停車駅までの乗車券が買えるということです。私が行ったときには窓口が結構混み合っていたので、一旦会津田島までの乗車券を券売機で購入しました。
会津若松駅-会津田島駅
会津若松駅からは会津鉄道で終点の会津田島駅に向かいます。ここからは気動車となり、会津若松出発時点で車内はかなり混雑していました。会津田島まで行く人は意外に少ないようで、多くの方は途中の芦ノ牧温泉駅と湯野上温泉駅で降りていきました。
約1時間ほどの乗車で会津田島駅に到着しました。
会津田島駅
会津田島駅からは東武鉄道の特急リバティに乗り換えて栃木駅まで向かいます。特急券は事前にWeb予約してあったのですが、乗車券がないので会津田島駅で購入することにしました。
会津田島駅には自動券売機がなく、乗車券や特急券は窓口で購入する形式になっています。会津田島から栃木までの乗車券をお願いしたところ、いわゆるよく見る磁気きっぷの形態ではなくロール紙に印字されたきっぷを発券してくれました。
国道121号(写真奥が会津若松方面)です。
乗り換えで少々時間があったので駅周辺を見てまわりました。会津高原は雪で、市街地にあまり雪がなく山にだけ雪があるのはちょっと長野っぽさを感じました。
駅前を通る国道121号はなかなかいい道路で、自転車で会津高原を走ってみるなどというのも楽しそうだなと思いました。
会津田島駅の様子です。
会津鉄道の車両基地が隣接しています。
会津田島駅-栃木駅-高崎駅
会津田島を出発する特急リバティは3両編成で、途中の下今市駅で日光方面からやってくるリバティを増結して浅草に向かうという運用になっていました。野岩鉄道区間は線形があまり良くないのもあってかのんびり目に走行する感じでした。
最初はほとんど乗客はいませんでしたが、途中の湯西川温泉駅でほぼ満席になりました。リバティは全席指定席の列車ですが、当日は「全席売り切れ」とのアナウンスがされていたので繁盛している様子でした。
下今市まで下ってくるともう完全に関東平野で、リバティも本領発揮で軽快に走行し、栃木駅に到着となりました。
栃木駅でJR両毛線に乗り換えるのですが、会津田島で購入した切符は自動改札を通せないので、有人改札で乗車券を渡して東武鉄道の改札を出ました。
栃木駅からは両毛線で高崎へ、高崎からは北陸新幹線に乗って長野方面に戻りました。
高崎駅です。ここまで戻ってくるとちょっとホッとします。
感想
福島県の浜通りや会津地域などは今まで訪問したことのない地域だったので、今回初めて地域の様子を知ることができて大変満足しました。私の普段の鉄道旅行は移動が主目的になってしまいがちなのですが、今回のように乗り継ぎにあわせて多少駅周辺を見るパートを入れても良いと思いました。
冬の鉄道旅行はおすすめ
鉄道旅行というと何となく温暖な時期の方が良さそうに感じますが、冬は冬で車両の中がひたすら暖かいので私は気に入りました。何となく車窓に飽きたら暖かいのに任せてうとうとできるので、旅全体の体験としてなかなか良かったです。
今回はなかったですが、荒天や除雪による運休や倒木などによる運休だけにはちょっと気をつけておきたいところです。
在来線特急もおすすめ
今回は特急ひたちに3時間近く乗車しましたが、在来線特急は車窓から見るものが結構たくさんあるので良いものだと思いました。もちろん新幹線が一番快適で速いのは間違いのないことですが、道中の普通列車や通過する各駅を見ながら旅をするのもなかなか良かったです。
また機会があればどこかに出かけてみたいと思います。