月別アーカイブ: 2025年4月

BackWPup5.2で”Call to undefined function cal_days_in_month()”というエラーが表示される問題

当ブログで使用しているバックアップユーティリティの”BackWPup”のバージョン5.2がリリースされたそうで、バージョンアップしてみたところブログに一切アクセスできなくなってしまいました。

管理用のメールアドレスにサイトでエラーが生じた旨の通知が来て、そのメールの内容から原因がBackWPupであることと、エラー内容が掲題の通りであることが特定できました。

プラグインを無効化して一旦はサイトを稼働状態に戻すことができました。こうなってくると原因が気になります。アップデート前にWordPress本体との互換性は確認済みで、バージョン6.8で正常に動作するという表示はされていました。フォーラムなどで情報収集してみると同じ現象についてのトピックを発見しました。

Call to undefined function cal_days_in_month()

[wordpress.org forum]

いつまでもバックアップをしないままにはしておけないので上記トピックはしばらくチェックしてみたいと思います。

【2025/5/1追記】開発元から情報があり、バージョン5.2.1で問題が解消しているとのことでした。

関西方面の鉄道旅行(2)

妙見口駅へ

日生中央駅を後にして分岐駅の山下駅に戻ってきました。能勢電鉄は元々川西能勢口から山下駅を経由して妙見口駅に至る路線だったそうですが、沿線開発の過程で新線として山下駅-日生中央駅間が1978年に開業したそうです。

そのため、能勢電鉄の元々の本線(?)はこの妙見口方面に向かう路線だったということです。

山下駅から妙見口方面を見た様子です。住宅地が急に山の中に変化するような雰囲気です。山下駅から先にも新興住宅地は広がっているのですが、徐々に中山間地のような雰囲気になっていき、特に最後のときわ台駅-妙見口駅間は完全に里山の風景になります。

妙見口駅

妙見口駅に到着しました。改札には大阪府最北端の駅という標柱が建っています。この妙見口駅から20分程度歩くと妙見山という山の麓に到着します。この妙見山の頂上付近に能勢妙見山という山寺があり、このお寺が北極星をシンボルとする妙見菩薩信仰で崇敬されているということです。

伊勢神宮や善光寺など日本の伝統的なレジャーといえば神社仏閣詣でですが、この妙見山も例外でなく、妙見山への参拝客輸送のために開業したのがこの能勢電鉄だということです。

妙見山は大阪近郊の手軽なハイキングの山としても著名で、2023年までは能勢電鉄が妙見山でケーブルカー・リフト・バーベキュー場などを運営していたということです。

早速駅前から歩いて行きます。能勢電鉄のYoutubeでハイキング案内動画を見ておいたので道順はなんとなくわかりました。

妙見口駅前からケーブルカーの黒川駅跡までは標高差が60mくらいあるので、距離にして1.5kmくらいですが歩いて行くのは思ったよりも大変です。

歩いて行くうちに大阪府を出て兵庫県に入ります。

ケーブルカーの黒川駅跡に到着しました。ケーブルカーは営業を終了してしまいましたが、このケーブルカー駅の脇から登山道が始まるので、自動販売機や公衆トイレは現役です。

ちょうど桜の時期に訪問しましたが、ケーブルカーの路線沿いに桜並木が整備されています。春にケーブルカーに乗ると桜が楽しめたのではないかと思います。

ケーブルカーの車両は今でも駅に留め置かれていました。

能勢電鉄の新車

川西能勢口方面に戻るまでの列車を待つ間に駅周辺を探検しました。線路を見ていると能勢電鉄の新車である7200系が走ってきました。

この7200系は元阪急の7000系で、山下駅と妙見口駅間の折り返し運用のために2両編成が2本導入されているそうです。それぞれ専用のラッピングが施されており、写真の7210編成は”茜音(あかね)”という愛称がついています。

平野駅へ

続けて妙見口駅から能勢電鉄の車両基地がある平野駅へ向かいました。

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旧岩下橋

鬼無里の町から奥裾花自然園方面に向かう途中に岩下橋という橋があります。この橋の隣に旧橋が解体されずに残っています。

こんな感じで、朽ちるがままに任されているといった感じです。今まで何度も通行しているはずですが、現道よりも一段下に架かっているせいかなんとなく通り過ぎていました。

銘板を確認したくなりますが、橋の周辺が植物に覆われていてこの時期であっても接近は困難です。また、設備の老朽化が原因で不意の事故にあっても困ります。そこで現道の方からスマートフォンのズーム機能を使って銘板の写真を撮りました。

銘板の周辺すら見づらい状況ですが、かろうじて昭和37年・・・という部分が読み取れます。1962年竣工だと築63年ということになります。一般的に橋は40年くらいが耐用年数らしいので、使用されなくなるのもやむなしというところだと思います。

現在の新岩下橋がいつ竣工したかも調べてみたのですが、ちょっと調べた程度では確実な情報を発見することはできませんでした。

関西方面の鉄道旅行(1)

先日関西方面に鉄道に乗るのを目的とした旅行に行ってきました。主な目的は大阪府北部を走っている能勢電鉄に乗ることです。

能勢電鉄はYoutubeにチャンネルを開設しており、興味深い内容の動画をたくさん投稿されています。動画を見るうちに関心がわいたので実際に乗りに行ってみることにしました。

【公式】のせでんチャンネル

[Youtube]

川西池田駅へ向かう

今回も関西に向かう交通手段として長電バスの夜行バスを利用しました。長野駅を23時過ぎに出発して京都駅に翌朝5時過ぎに到着します。京都駅からほぼ始発で行動できるので、行きは割とこの手段を使うことが多いです。

京都駅からは東海道本線で尼崎駅へ、尼崎駅で宝塚線に乗り換えて川西池田駅へと向かいます。塚本駅と加島駅の間で車窓から新家特殊金属の工場が見えることに気がつきました。ARAYAブランドで自転車のリムなどを生産している歴史のある企業です。

川西池田駅から川西能勢口駅へ

川西池田駅に到着しました。川西池田はJRの駅で、阪急・能勢電鉄の川西能勢口駅はここから400mほど離れています。首都圏でいうと川越-本川越や八王子-京王八王子のような感じの位置関係にあります。多少歩きますが、乗り換えで移動している人が多くいました。

川西池田駅(北口)です。
川西能勢口駅へはペデストリアンデッキがあって、あまり道路を横断せずに移動できます。

かつては能勢電鉄の支線として川西能勢口駅から川西池田駅を結ぶ線もあったそうです。以前購入した時刻表復刻版を見ると確かに時刻表が掲載されており、所要時間は1駅なので3分、朝夕のラッシュ時のみ数本運転され、日中は全く運転されないという路線だったようです。

川西能勢口駅に到着しました。川西能勢口駅前には阪急デパートなどもあり、JR側より賑やかな印象を受けます。

日生中央駅へ

川西能勢口駅からいよいよ能勢電鉄に乗って、まずは日生中央駅に向かいます。途中の山下という駅で乗り換えると妙見口というもう1つの終点駅に行けるのですが、現在川西能勢口から乗り換えなしで行けるのは日生中央のみのようです。

日生中央駅です。日生中央駅は日生ニュータウンというニュータウンの中心駅です。日生というのはそのまま日本生命の略称で、都市の開発主体が日本生命だったそうです。

首都圏でいうと多摩センター駅や千葉ニュータウン中央駅が名前的にも近いかもしれません。

ニュータウン的な景観は東西を問わずで、何だか見慣れた感じもします。

能勢電鉄の1700系

今回日生中央駅への往復では能勢電鉄の1700系に乗りました。1700系は元阪急の2000系で、車齢は60年以上に達します。大ベテラン車両でありながら非常にていねいにメンテナンスされ、ピカピカの状態で走行しています。

こちらが1755編成で、2025年の4月18日をもって営業運転を終了したということです。
こちらは1757編成で、2026年春に営業運転を終了する予定ということです。

この後分岐駅の山下駅まで戻り、もう1つの終点である妙見口駅へ向かいました。

(続きます)

AMD Chipset Driver 7.04.09.545がリリース

4/22付けでAMD系のマザーボード用のチップセットドライバがリリースとなっています。

AMD Ryzen™ Chipset Driver Release Notes 7.04.09.545

[amd.com]

変更点としてはバグフィックスのみとなっているので、メンテナンスリリースとみて良さそうです。ただしこのドライバは適用範囲が広く、私の使っているX570系マザー(2019年の製品)のほか、X370系マザー(2017年の製品)まで含まれています。

既知の不具合として一旦このバージョンのドライバをインストールした場合、特定のフォルダを削除してからでないと旧世代のドライバにロールバックできない点が挙げられています。単にアンインストールしようとしてもできないようなので注意が必要そうです。

なんとなくドライバは常に最新にしておきたいところではありますが、チップセットになると影響範囲が広範なのでちょっと迷います。ちょっと様子を見つつ情報収集をしてみて、特段問題なさそうならアップデートという方向で行こうかと考えています。

読みにくい石碑の写真を彩色して読む

以前上田飛行場跡にあった石碑の裏面の写真を撮影してきたのですが、風化してしまっているのか非常に判読が難しい写真になってしまいました。

多少でも読みやすくするために画像の処理をしてみることにしました。

今回はオープンソースながら高機能なgimpを使用します。最近バージョンが上がってバージョンが3になりました。

gimpには”色域選択”という機能があります。これは画像中の同じ色を抽出して選択範囲として指定できるというものです。

碑文の文字部分は大ざっぱには近い色になっていそうな気がするので、色域選択をした上で石とは違う系統の色で目立たせて読んでみることにしました。

手順

まず彩色用のレイヤーを追加します。(Shift+Ctrl+N)

写真を選択します。

色域選択機能を選択します。(Shift+O)

文字部分をクリックすると点線で範囲が指定されます。

彩色したい箇所をクリックで選択します。1回選択してみて文字部分が選択し切れていないと感じる場合、Shiftキーを押しながら別の色を押すとその色も選択範囲に加わります。この作業を行うときは画像をできるだけ拡大した方が作業がしやすいです。

また、しきい値を調整すると選択がうまくいく可能性があります。しきい値を高くすると選択した色に近い色も合わせて選んでくれます。しきい値を低くすると選択範囲が狭くなり精度は向上しますが、その分何度も選択を繰り返して希望の選択範囲を作っていく必要があります。個人的には10-12くらいがおすすめです。

選択できたと感じたら点線で囲まれた選択範囲がおおよそ文字の範囲と一致しているか確認します。文字以外の部分が多く選択されていると読みにくくなってしまうため、過剰に選択されているよりは多少不足しているくらいの方が良い結果になります。

レイヤーで空のレイヤーを選択します。

塗りつぶしに使う色を選択して、塗りつぶしを実行します。(Ctrl+,)

続いて選択範囲を解除します。(Ctrl+Shift+A)

ズームを引いてできあがりをチェックします。

完璧とは言いがたいですが、元の状態よりはかなり判読しやすくはなりました。写真次第で多少調整を変える必要はありますが、文字部分と周辺に多少でも色調の差異があれば使えるテクニックです。

作業のコツとしては色の選択をする際にできるだけ画像を拡大して正確に色を選択することと、選択範囲を決めるときに2-3回でざっくりと決めてしまうことです。

しきい値を下げて精密に何度も選択を繰り返せばきれいに塗れるのではないかと最初は思っていたのですが、想定外の箇所が選択されることが多くあまり効率が良くありませんでした。なので、文字の骨格部分だけを塗るくらいの気持ちで2-3回で選択を終えてしまうのが良いと思っています。

AMD Software 25.4.1がリリース

リマスター版Oblivionをサポートしたバージョン25.4.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.4.1 Optional Update Release Notes

[amd.com]

新規にサポートされたタイトルとしてThe Elder Scrollsシリーズの4作目に当たるOblivionのリマスター版が挙げられています。発表即発売となったので驚きました。本家Oblivionは当時結構遊んだので思い出深いタイトルです。

そのほか、最近アップデートによりAMD製品でのパフォーマンスが向上したというAIお絵かきソフトのAMUSEですが、アップデートに伴ってなのか多少不具合があるようです。今回のオプショナルドライバではそれらの不具合についても修正が入っているようです。

小川新田バス停

小川村にある小川新田バス停です。路線バスの27系統高府線と長野駅東口と白馬八方を結ぶ高速バスが停車します。

特急バスは比較的コンスタントですが、路線バスは運行間隔が開いています。

最近この高府線を含む長野市周辺のバス路線が2024年度の9月末で廃止される見込みという報道があり、話題になりました。よく自転車で走る経路と重複していますが、長野駅-鬼無里方面の路線や長野駅から県道70号を経て芋井経由で戸隠に向かうルートなどです。

確かに利用者は少なそうなルートではありますが、鬼無里線などについては唯一の公共交通でもあるのでなくなるとどういった影響があるのか予想がつきません。行政が代替交通を検討しているという報道もされていましたが、どういった形に落ち着くのかウォッチはしておきたいところです。

重曹でゴボウが変色する

重曹で鶏肉を柔らかくして煮物を作ってみたところ、肉がとても柔らかくなったのでいい方法だなと感心していました。

調理した当日は何も異常がなかったのですが、残りを冷蔵庫に入れて1晩置いたところゴボウの色がとんでもないことになっていました。

青黒いというか青緑というかなんとも食欲がなくなる色合いです。作って1日で全体が完全にカビたり腐敗したわけではなく、ゴボウのクロロゲン酸という抗酸化物質が鶏肉に残存していた重曹のアルカリ成分と反応して変色したもののようです。

クロロゲン酸はほかにもサツマイモなどに多く含まれているそうです。もちろん味には何の問題もないのですが、さすがにこの見た目はどうかなと思うので、ゴボウやサツマイモと合わせる食材を重曹で処理するのはあまりよくなさそうです。

アルカリで肉を柔らかくする

肉を柔らかくするときに酢などを使って酸で柔らかくする方法がありますが、逆に極端なアルカリでも柔らかくすることができるそうです。試しに鶏の胸肉を重曹水に浸けてみました。重曹水の濃度は水200mlに対して重曹小さじ1としました。

その後通常通り調理しました。ゴボウとこんにゃくが余っていたので甘辛い炒め煮にしてみました。

食べてみると確かに鶏肉の繊維がほぐれやすく、重曹の力で柔らかくなったことが感じられます。アルカリ性が強いのでえぐみのようなものが残るかと思いましたが、割としっかり味付けする料理にしたせいかその点も気になりませんでした。酸の場合は後に味が残りそうな気がするので、自由に味付けをするならアルカリを使うのも手かと思いました。