投稿者「heboDJ」のアーカイブ

VS CodeでPowershellスクリプトを文字コード指定で出力する

Powershellの開発環境として使われていたPowershell ISEは今は非推奨となっているそうで、MicrosoftのVisual Studio Code(VS Code)が標準の開発環境となっています。

しかしVS Codeで日本語を含むスクリプトを書いてデバッグすると、内容が文字化けして動作しない場合があります。これはVS Codeの標準文字コードがUTF-8なのに対し、Powershellが実行する際にはBOM付きUTF-8で実行されるのが原因のようです。

Microsoftも問題を認識しているらしく、VS CodeとPowershellの文字コードに関してだけの情報を指南してくれています。

VS Code と PowerShell でのファイルのエンコードの概要

[Microsoft Learn]

これによると、

主に Windows アプリケーションと Windows PowerShell を使用している場合は、BOM ありの UTF-8 または UTF-16 のようなエンコードをお勧めします。

ということなのでやはりBOM付きUTF-8でスクリプトを出力するのが良さそうです。上記リンクのドキュメントにあるとおり、VS Codeの標準エンコードをBOM付きUTF-8にしてしまうのが最も確実ではないかと思います。

VS Codeで他の言語も扱うので一律BOM付きUTF-8になってしまうと困るという場合は、出力したスクリプトを一旦サクラエディタ等のテキストエディタで開き、BOM付きUTF-8にエンコードして保存するのがわかりやすくていいのではないかと思います。VS Codeの設定は少々複雑な感じもあるので、VS Codeを極力シンプルな状態で使いたいという場合はこの方法が良いのではないかと思います。

NDC書誌分類

昔から地理や地誌に興味があるので国立国会図書館デジタルコレクションでも地図を探すことが多いです。国立国会図書館デジタルコレクションは強力な全文検索機能があるのですが、強力すぎる故に”地図”のような一般的な単語を検索すると膨大な資料が候補として挙がってきてしまいます。

そこで役に立つのが”NDC書誌分類”という図書館資料の分類法です。これは資料の主題に応じて10進数の数字で分類をするものです。国立国会図書館デジタルコレクションの本にはいずれもNDC書誌分類がついています。

例えば以前エントリで紹介した

長野都市計畫圖 街路・地域・公園・飛行場

[国立国会図書館・閲覧には要登録]

はNDC分類では518.8となっています。

これは先頭の5が”技術”、次の1が建設工学・土木工学、次の8が衛生工学・都市工学、最後の8が都市計画を示します。というわけで、上のリンクの資料と同様にNDC分類518.8で検索をすればかなり絞り込んだ状態から検索をスタートできます。

NDC書誌分類についてはWebで検索すると各地の図書館が分類表を公開してくれているので、これらを参考にしてみるといいと思います。

実際にNDC分類が518.8の本で検索をかけると調査報告書のような資料も一緒に出てくるので、この中からタイトルに”図”というフレーズを含む資料を検索して絞り込むと都市計画図を中心とした結果にたどり着くことができます。

気に入った本が見つかった場合はNDC分類を頼りに同じ、または近い主題の本を検索すると意外な面白い本が発見できそうな気がしています。

カナモト食品 しそキムチ

珍しい地元産原料を使用したキムチを見つけました。

製造元は東御市にあるカナモト食品という会社で、この製品以外にもノーマル版であるこだわりキムチと辛い版である辛キムチを作っているそうです。この製品はしその風味がついているバージョンとなっています。

原料の白菜は蓼科山山麓の長者原にある自社農場で生産されたものを使用し、唐辛子は韓国から直輸入したものを使用というこだわりのレシピで製造しているということです。

しそキムチというものを食べたことがなかったのでどういう味なのか想像がつきませんでしたが、割と味は薄めでサクサク食べられる感じのキムチでした。

しそは細かく刻んだものがたくさん入っています。

しそに関しては細かく刻まれたものが結構たくさん入っており、しっかり目にしその風味が感じられるものでした。辛さは控えめでしその風味を主役に据えた印象を受けました。

なんとなく物珍しさでしそキムチを選択してしまいましたが、おいしかったのでノーマル版の方も気になります。また見かけたら購入してみたいと思います。

【国会図書館】上田歴史地図 : 上田市・小県郡 (長野県の歴史地図シリーズ1)

国会図書館で資料探しをしていたところローカルな古地図本を発見しました。

上田歴史地図 : 上田市・小県郡 (長野県の歴史地図シリーズ1)

[国立国会図書館デジタルコレクション]

タイトル通り上田市街地の歴史的な地図を集成したものです。江戸時代のものが全体の半分ほど、明治以降の近代のものがもう半分ほどという感じです。出版されたのは1983年ということです。出版元は松本市にあった郷土出版社という出版社で、2016年に廃業してしまっているということでした。

上田市街地周辺というテーマを絞って多数の地図が掲載されているため、地図をそれぞれ単独で見ても面白いですし、時代ごとの変化を見るのも面白いです。

収録されている地図の大半は地図というよりは案内図的な側面が強いもので、測量的な精度があるものではありません。逆にそのために地図ごとに異なる主題が読み取れるので、地図の発行目的や当時の時代背景などを考えながら見てみると面白いと思います。

タイトルから見るにシリーズものとして続刊を予定していたのかもしれませんが、Web上で調べる限りは1巻の上田市街地編しか刊行されなかったようなのが残念です。

wahoo SPEEDセンサーのタイヤ周長設定を自動的に行う

自転車用のスピードセンサーとしてwahooのスピードセンサーを使用しています。これは前後どちらかのハブ軸に取り付けることによって角度の変化により回転数を検出してくれるというものです。

センサーが取得できるのは車輪の回転数だけなので、別途タイヤの周長を設定する必要があります。センサーのみの運用であればスマートフォン用のwahooアプリで設定することになります。

趣味で自転車に乗っている人なら設定を迷わないと思いますが、いかんせんタイヤの規格が多いので大変です。また、私のように時々車輪径の違う自転車で使うこともある場合はそのたびに設定変更が必要なので大変です。

センサー単体だとこんな感じで少々面倒なのですが、ELEMNTサイクルコンピューターとセットで運用するとこの設定が自動でできます。スマートフォン用のELEMNTアプリを使い、タイヤ周長を自動設定にしておくとセンサー側でタイヤ周長を自動的に検出してくれます。

当然ながら前提条件として、ELEMNTとwahooスピードセンサーがペアリングされている必要があります。

仕組みとしてはセンサーの回転数とELEMNTサイクルコンピューターのGPSで取得した速度を比較して、計算で導出したタイヤ周長を設定するというもののようです。そのため、ホイール径の違う自転車に乗せ替えると最初の100mくらいは校正中のためか正しくない速度になります。

載せ替えのたびに設定し直すのも大変なので地味に助かっている機能です。

2026年春以降に大糸線の信濃大町駅と白馬駅でSuicaが利用可能に

2025年3月に長野県内でSuicaが使える駅が増え、大糸線では北松本-穂高駅間が新たにSuicaエリアに加わりました。

来年春予定ということですが、大糸線の信濃大町駅と白馬駅でもSuicaが利用できるようになるそうです。

大糸線における Suica ご利用駅の追加について

[JR東日本Webサイト] ※PDFのニュースリリースが開きます

この2駅は特に観光需要が多い駅ということでスポット的にSuicaを利用可能にするそうです。

首都圏からこれらの駅に鉄道でアクセスする場合は松本まで特急あずさで来て、そこから大糸線に乗り換える経路を採用することになると思います。

特急あずさのきっぷはえきねっとチケットレスが使えるので、乗車券と特急券はSuicaに紐付けて購入することが多いと思います。信濃大町や白馬でSuicaが利用可能になると、松本からの乗り越し分がそのままSuicaで決済できて便利そうです。

交通系ICのエリアは基本的に面的に拡大するものとばかり思っていたので、この発表は意外に感じました。

三つ葉とごまのソース

味噌汁の浮き実として三つ葉を買ったのですがちょっと余ってしまいました。使い道がすぐ思いつかなかったので醤油・練りごまと合わせてブレンダーにかけてソースのようにしてみました。

ブレンダーはミキサーではないので三つ葉がちゃんと細かくなるか心配でしたが、かなり細かく刻んでソースにすることができました。どちらかというと作った量が少なかったためにブレンダーの刃がかかりにくかったことのほうが問題でした。

チキンピカタを作ったのでそれ用のソースとしておいしくいただけました。柔らかいものであればブレンダーで刻んでペースト状にすることができるようです。ある程度まとまった量がないとブレンダーが機能しないので、その点は注意が必要そうです。

タルタルーガ Type Sでのツーリング

普段は日常的な移動や輪行ツーリングを中心に運用されているタルタルーガを久しぶりに通常の自転車ツーリングに投入してみました。5時間くらい乗ってみましたが今までなんとなく車両に対して持っていたイメージが少々変わりました。

なんとなく疲れやすいような気がする問題が解決

今まで普段乗っている700cのロードバイクに比べてタルタルーガの場合はちょっと疲れやすいのではないかという気がしていましたが、改めてまとまった時間乗ってみると700cのロードバイクと全く同等の走行性能を発揮させようとした結果疲れている可能性が高いことが分かりました。

どちらかというと自分の身体で感じる負荷や心拍数などの情報を元にそれほど頑張りすぎない位に調整しながら走ると効率の良い走行ができるように感じました。

抑えめに走れば楽というのは当たり前の話ではあるのですが、なんとなく普段の自転車の感覚が身体に染みついているので、それは一旦忘れて乗るのが重要に感じました。

後輪のブレーキが効きにくい感じがする

今回はまとまった下り坂のあるルートを走行してみました。今まであまりに気になりませんでしたが、後輪のブレーキが普段のロードバイクに比べると効きにくい感じがしました。ちゃんと強く握ればしっかり効くので、ブレーキに関しても普段の自転車の感覚を忘れておく必要がありそうに思いました。

あまり効かないというのは問題があるように感じますが、裏を返せば効きが調整しやすいという面もあるのでこれはこれで味だと思いました。

ダンシング時は後ろ荷重が良い?

かねてからよく分からなかったダンシング(立ちこぎ)時の重心の置き方なのですが、気持ち後ろ寄りに重心を置くと安定感があるように思いました。フレームの性質によるものなのかもしれませんが前掛かりにダンシングしてしまうと少々不安定な印象を受けました。

ボトルの装備場所に困る

今回はタルタルーガからリアキャリアを外してFairweatherの巨大サドルバッグを装備していきました。タルタルーガにはボトルケージを装備できる場所が2カ所あります。1つはトップチューブ下、もう1つは一般的なダウンチューブです。

このうちダウンチューブは輪行時に使用するハンドルアダプターがあるので利用できません。トップチューブ下しか残っていないのですが、トップチューブ下にボトルをつけるとペダリング時に膝で蹴ってしまいそうに思います。

今回は仕方なくサドルバッグに放り込んで走りましたが、できれば走行中に取れる場所にあるのが望ましいように思います。何かいい方法を考えたいと思います。

頑張りすぎないのが重要?

私が非力すぎるのが良くないのかもしれませんが、無理せずほどほどの力で走れば時間はかかれどまとまった時間のツーリングも普通にこなせることが分かりました。たまには通常のツーリングにタルタルーガを投入するのも良さそうに思います。

S.T.A.L.K.E.R. 3部作の”強化版”がリリース

シングルプレイ用のFPSアクションであるS.T.A.L.K.E.R. 3部作の強化版がリリースされたという情報を聞きました。

昨年続編のS.T.A.L.K.E.R.2も発売されていますが、3部作の最初の作品であるShadow of Chornobylは2007年の作品です。

ゲームはウクライナのチョルノービリ原子力発電所跡で2006年に事故があったという架空の設定上で展開されます。”ゾーン”と呼ばれている原子力発電所跡周辺が舞台となり、プレイヤーはゾーンで入手できるという貴重な遺物を追う”ストーカー”という者の1人となって現地を探索することになります。

3部作は過去にSteam版で遊んだことがあったのですが、今回の強化版はオリジナル版を置き換える形での発売となっています。そのため、すでにオリジナル版を持っていたユーザーは無料で強化版を入手できます。オリジナル版も非表示ながらSteam上には存在しており、あえてオリジナル版を遊ぶこともできるようです。

リメイクではないのでゲーム内容に追加はないようなのですが、バグ修正が加わっているほか、オリジナル版では存在しなかった日本語字幕があるので、この機会に改めて遊んでみようかと思っています。元々が20年近く前のゲームというのもありますが、フルHDで遊ぶ分にはGPUがNvidiaならGTX1060、AMDならRX580でOKというのも今時軽負荷でありがたいです。

リリース以来日本語設定で遊ぶとセーブができない問題があり、公式には修正されていないようなのでこのエントリを書いている時点では対策MODなどを入れる必要があるようです。

日本郵便が7桁の英数字で住所を表現するデジタルアドレスを発表

日本郵便が提供しているゆうIDというアカウントサービスで、住所を7桁の文字列で表現できるというデジタルアドレスという仕組みを発表しました。さっそく今日から申請すれば取得できるということです。

じぶんの住所を7桁の英数字で伝えられる新サービス「デジタルアドレス」~住所入力の簡略化と利便性向上を目指す、新しい住所の仕組み~

[郵便局]

文字列はアカウントごとに固有のものが割り当てられるので、引っ越し等で住所が変更されても同じデジタルアドレスを使い続けられるそうです。

7桁というとなんとなく感覚としては短く感じましたが、使える文字種が36種類あるので、36の7乗で組み合わせ総数は780億通り近くになります。さすがにこれだけあれば不足することはないように思います。

郵便局系のサービスではこの文字列を使って住所を入力できるようになるので、特に建物名などを含む長い住所を入力する際の手間が省けるのがメリットということです。

また、併せてAPIの提供が始まっているので、郵便局以外のサイトでもデジタルアドレスを利用した住所入力に対応させることもできるということです。

日本国内で広く使われるようになるかはまだ分かりませんが、大手のECサイトなどで使えるようになってくるとポピュラーなものになってくるかもしれません。