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Moldexの耳栓

先日Etymotic Researchの音が聴こえる耳栓をご紹介しましたが、今回のは本当に聴こえなくなる耳栓です。
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米Moldex社のフォーム素材でできた耳栓です。
全部で8種類バリエーションがあり、それぞれ多少特性が異なるようです。
バリエーションの一部はNASCAR公認の耳栓になっているそうです。
モータースポーツシーンでも使えるのであればなかなか信頼性があると言っていいでしょう。
8種の中では”スパーク”が色も奇抜で気に入っています。

フォーム式なので指先で小さくして耳に入れるのですが、フォーム自体が非常に柔らかいので耳道にこすれる感じがなく快適です。
遮音性も十分で、電車での長距離移動時なんかに使うとかなりストレスを軽減できます。

ちなみにAmazonで非常に安く調達可能で、便利な8種アソートパックなんかもあります。
単品だと50ペアで2,000円前後なので1ペア40円くらいというところです。かなりお買い得です。
使い捨てと言いながらパフォーマンスに問題がなさそうなので何回か再利用しています。

Etyomotic Reserch社の耳栓

趣味がDJなのにおかしいだろと突っ込まれそうですが、大きい音とかにぎやかな環境が苦手です。

・飲食店(特に居酒屋)
・休日の繁華街
・朝の駅構内
・工事現場
・ピンポイントですが自転車に乗っている時に車の窓から顔を出した犬に吠えられる現象

なんかが特に苦手分野です。
クラブとかコンサートが平気なのは恐らく流れている音が整理されているからだろうと推測しています。

基本的にそういうところには寄り付かないように生活しているのですが、諸事情ございまして朝の駅構内だけは回避できないので、ER-4Sで好きな音楽を聴きながら行動しています。
サウンドハウスさんでEtyomotic Reserch社の製品をいろいろ物色していると耳栓があったので試しに購入してみました。
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ER-20という製品です。
面白いのはこの耳栓は音を完全に遮断するのではなく、ある程度まで減衰させるという働きをするところです。
パッケージに周波数別の減衰度合いが書いてあるのですが、特に2000Hzと8000Hzの周波数域を大きくカットする特性があり、いわゆる耳に刺さると表現されるような高音成分を中心にカットしてくれます。

いくつかの場面で使用してみましたが、

朝の駅構内:まあまあうるさいのは変わらず、だがアナウンスはかなり耳に優しく聴こえる。駅で流れるメロディ全般が音質が良くなったように感じる。
人ごみ:ちょっと離れた会話や足音がかなりカットされるので気分的にはかなり楽。近くで話している人や声の大きい人の会話は割りと普通に聴こえる。
屋外:車のロードノイズ成分が多くカットされるので、交通量の多い幹線道路沿いなどはかなり楽に感じる。低音域が残るのでエンジン音中心に聴こえる。
ライブ:高音部分がカットされるので耳に優しい音量で楽しめる。低音が目立つようになるのでその辺は好き嫌いがあるかも。楽器の演奏が細部まで聴きやすい。

完全に遮音をしてくれるわけではないので無音を期待すると全然期待はずれになってしまいますが、極端に大きい音やガヤ系の音が苦手でどうにかしたい方には良い製品なのではないかと思います。
耳から露出する部分もクリアで目立ちにくいので、フォーム系の耳栓をしているときのような変な目立ち方をしないのが良いです。
上記写真に写っている付属品のケースも便利です。

ER-4用のフォームイヤーチップ

長らく使っているEtymotic ReserchのER-4Sの消耗品を買い足したついでに、普段と違うイヤーチップをお試しで買ってみました。

普段使っているのはゴムっぽい素材でできている3段フランジのER38-18という品番の製品です。
今回はフォームになっているER38-14Aを買ってみました。
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ER-4Sを買う前はShureのe2cを使っていたのですが、e2cのイヤーチップはデフォルトがフォームでした。
遮音性が高く気に入っていたので、ER-4Sのフォーム製イヤーチップも試してみたくなったのです。

ちなみに、ER-4S本体にはER38-14Fというフォーム製イヤーチップが入っていたのですが、それはアメリカンなビッグサイズだったためうまいこと使えませんでした。
今回のER38-14Aは3段階あるサイズで一番小さいものなので問題なさそうです。

フォームのイヤーチップのお約束で、まず指でこねて小さくした上で耳の穴に差し込む感じになります。
ER38-14Aは冷えていると硬いので、よくこねておいたほうがよさそうです。冷えたまま耳に差し込んだら角の部分が擦れてヒリヒリ感が残りました。
耳に差し込んだら耳の穴の中でフォームが復元されるまで多少押さえ、位置を微調整すればセットアップ完了です。

フォーム特有の装着の面倒くささはありますが、3段フランジに比べると足音の影響が少ないのが最大のメリットに感じました。
歩きながら使うという人にはお試し頂きたいです。
ハマれば頼もしいですが雑に装着すると雑な結果になるので、多少取り扱いは厄介な感じもします。

ER社提供の装着動画が参考になります。

HD25のパッド交換

愛用のHD25のパッドが老朽化してきてしまいました。
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パッドがへたってきていますし、内側のフィルタは破れてしまっています。

しかしさすがは業務用のHD25で、交換用部品が普通に手に入ります。
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パッドとフィルタが2つずつ入っています。

パッドはただ被せるだけなので簡単に交換できます。
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交換完了です。破れたフィルタが直ったことに加えて、パッドの張りも復活して気持ち良い使い心地になりました。

ロジクールのG300を買いました

年末にG500sを買って高周波ノイズのため使用をあきらめたばかりでしたが、今度はMicrosoftのWireless mobile mouse 4000の左ボタンの効きが悪くなってしまいました。
右ボタンは問題なく動くので電波の混信等ではなく、物理的に壊れかかっているものと推測しました。

というわけで旧マウスは一応予備に回し、急遽出かけたついでにマウスを物色してきました。
候補機種選定に当たって以下の条件を設定して選びました。

・小さいこと
・できればホイールはクリック感があるものを希望
・可能な限り有線接続を希望
・できたらボタンがたくさんついていると助かる

店頭で色々握ってみた結果、ロジクールのG300を買ってきました。
買う前には念のためざっとですがG300に関して高周波ノイズが発生するという報告がないかその場でネットで検索し、問題なさそうなことを確認しました。
G500は2009年発売の製品ですが、G300は2011年の発売です。年式の差みたいなものがあるのかもしれません。
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別に本体は小さくないのですが、ポイントはこの後部のくびれた部分です。
後部がくびれていることにより手の小さい人でも持ちやすく感じるようになっています。
特に薬指を側面にかけたときに無理やり感がなく、ホールド感があります。

ポインティングは何も問題ありません。
とりあえずうちでもっともシビアなマウス操作を強いられるARMA3で実験しましたが、快適です。

ソールは一応ゲーミンググレードだけあって滑りのいいものがついており、無改造でうちのパワーサポートのAirpad Proとなじんでいます。

ホイールはクリック感のあるタイプです。少々回転が渋い感じはありますが、問題視するほどのことではないと思います。

問題点を挙げるのであればやはり手が小さいとマウスの一番奥のボタンは押しにくいという点です。
ただ他にもボタンはあるので、手が小さい場合奥の2個は考えないという利用方法もありかと思います。

値段もそれほど高価でなく、なかなかの名品ではないかと思います。

マウス混信?問題の対策

無線マウスのカーソルの動きが時々悪くなっていた問題について対策をしました。

内容は、”レシーバの位置をマウスのすぐ近くにする”という割と原始的な方法です。

電気店などに行くとUSBケーブルの延長ケーブルを売っているので、これを使ってレシーバをマウスパッドのすぐそばに固定してしまいます。
よく「PCケース背面にレシーバがある場合前面のコネクタに移動させると受信状況がよくなる」と言われますが、その対策のさらに極端なバージョンという感じです。

今のところこれで問題は再発していないので当面これで行こうと思います。

早いところ有線マウスにすれば解決なのですが、縦の長さ100mmくらいのマウスでないとどうも使いづらいのでなかなかこれという製品がなく困っています。

ロジクールのG500sを買ったのですが…

クリスマスプレゼントというわけではないですが、ロジクールのG500sを買いました。
かねてよりマウスはMicrosoftのWireless mobile mouse 4000を使用していたところ、どうも何かの電波と混線するのかカーソルが飛ぶ現象が発生するようになってしまいました。

やっぱり無線はだめかな、というわけでG3以来のロジクールのゲーミングマウス購入となったわけです。
さっそく接続してやっぱりこの形だなあ、とホールド感に納得しながらしばらく使っていたのですが、どうもマウスからキーンという音が出ています。

調べてみるとG500sは内部の基盤に実装されているコンデンサが鳴くことで高周波ノイズを発する場合があるようです。
個体差があるという話もありましたし、そもそも高周波ノイズは人によって聴こえたり聴こえなかったりするので一概には言えないのですが、うちの個体は結構気になるレベルの音が出ます。

メーカーに言えば交換してもらえるようなのですが、そもそも最近のゲーミングマウスが高周波ノイズを発するのはセンサーが高速化したことの副作用という側面もあり、ある程度仕様なのだそうです。
我慢すれば使えないことはないのですがやはり気になります。高周波ノイズ以外は気に入っているのでちょっと困っています。
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パイオニアが自社DJ機器をネットワーク化するサービスを開始

何だか話が壮大で一読しただけでは全貌がつかみきれない感もありますが、何だか凄そうだ、というのは伝わってきます。

世界中のパイオニア製DJ機器をネットワーク化、今後は自宅DJプレイの共有も
[Internet Watch]

既にパイオニアのDJ部門は別会社化するという発表がありましたが、そんな中でのニュースです。
相変わらず本気度が感じられる点は朗報という感じがします。

誰がどこで何をかけたのか、というのは確かにみんなが知りたい情報だと思いますが、自社製の機器で情報を集積して集計してしまうというのは大胆な発想に思えます。
”何をかけた”というのは曲のタグデータを読んでアップロードすればすぐ分かるのでなんとなく想像できるのですが、”誰が”と”どこで”はどういう実装なのか気になりますね。
”誰が”の部分では会場に設営されている機材をみんなで使いまわした場合はどうなるのかという疑問が出てきます。
”どこで”の部分では情報の取得方法がどうなっているのか気になります。
機材とスマートフォンをbluetoothでペアリングしてスマートフォンのアプリケーションで認証、とかそんな感じなんでしょうかね。

また、ホームDJの自身のプレイをアップロードできる機能も実装予定ということなのですが、当然著作権の問題が出てきます。
全く何も考えていない、ということはないと思いますが、どういう手段で著作権の部分をクリアにしているのかは非常に関心のあるところです。

パイオニアがアナログターンテーブルの新製品を発表

パイオニアはCDプレイヤーを看板商品に掲げているのでこれは意外でした。

パイオニア、30年ぶりのアナログターンテーブル。DJ用「PLX-1000」、TADと同パーツも
[AV Watch]

見た感じはテクニクスのSL-1200的な印象です。トーンアームはS字で、ドット状のピッチインジケータがついています。
ピッチ可変幅は8%・10%・50%の切り替え式になっています。
RCAケーブルは脱着可能で、こだわる方はケーブルを取り替えて使うことも可能という仕様です。

まさかパイオニアがアナログ系の新製品を出すとは予想外でしたが、もはや一時期のようなアナログかはたまたCDかというご時勢でもない気がするので、
DJ用機器のトップブランドとしてこういった機材の提供でシーンを支えて行きたいということなんだろうと思います。
ここに来てアナログターンテーブルの生産をしてくれる企業が増えるのは喜ばしいことです。
うちのSL-1200MK3DとMK5は10年近く使っている割にはまだ全然元気ですが、これでもしもの時もちょっとだけ安心です。

記録メディアに物理的に接触して操作をするというのはアナログレコードを使用したDJの最大の魅力だと思うので、これを機会に逆に「アナログも1台だけ入れてみようかな」なんて方が増えるとうれしいですね。

クロスフェーダーに接点復活剤

MX180 Originalのクロスフェーダーでまたしてもカットしているはずのチャンネルの音漏れ(クロストーク)が生じるようになってしまいました。
以前はカートリッジの接点を清掃したら直ったのですが…

MX180のクロスフェーダー接触不良?
MX180のクロスフェーダー問題解消
[heboDJ.net]

今回は同じ手を使っても直らなかったので、クロスフェーダーのスリットから細いストローを使って接点復活剤(前から家にあるCAIG製品)をわずかに落としてみました。
すると問題はすっかり解消しました。若干乱暴な方法でしたが直ったのは何よりでした。

あんまりクロスフェーダーって使わないからな…と思っていましたが、いざ使えるようになると結構バシバシ使うようになるので不思議なものです。