自転車」カテゴリーアーカイブ

上信越自動車道 入田橋

秋頃に上信越自動車道の入田橋に下側からアクセスしました。

入田橋は上信越自動車道の106.4キロポスト付近にあります。大きく看板が出ているわけではないので橋の名前には気がつきにくいかもしれません。

地点としては千曲川さかきPAのすぐ近くです。東京方面から走ってくるとPAを過ぎてすぐです。高速道路を走っている分には普通の橋なのですが、下から見ると橋脚の高さがかなりあり、迫力のある構造物です。

調べてみると橋脚の高さは12mくらいあるんだそうで、4階建てビルくらいの高さということになります。

この入田橋がある地点は千曲川沿いに対して100mくらい標高が高いので、ここからの景色はなかなかです。

中土駅

大糸線の中土駅に自転車で行った時の写真です。

中土駅は大糸線の南小谷駅から1つ糸魚川駅寄りの駅で、同じ大糸線でも管理するのがJR西日本となっています。意外に感じますが、南小谷以北はJR西日本管轄なので、長野県にはJR西日本の路線や駅があるということになります。

この中土駅は長野県統計書(2020年)によれば、長野県内の鉄道駅で最も乗降人数が少ない駅です。1日平均の乗降人数はゼロで、1位タイとなっています。ちなみにもう1つの駅は飯田線の金野(きんの)駅です。

鉄道の利用者は少ないようですが、駅は木造の新しそうな駅舎です。駅周辺も旧糸魚川街道沿いということもあってか人家やタクシー会社などが立地していて、こぢんまりとはしていますが駅前感はあります。

駅舎内にはなんとレンタサイクルがありました。電動アシスト車なのでちょっと背後の山に登ってみたりすると楽しいかもしれません。

シマノ11速クランクセットの無償点検プログラム

情報が出ていたのは2022年の9月から10月にかけてということで今更気がついたのですが、11速クランクセットの一部に接着面のはがれや破損が発生する可能性があるとのことで、取扱店で無償点検を実施しているそうです。

お客様への無償点検プログラムに関する重要なお知らせ

[シマノ公式Webサイト]

私の自転車についているクランクセットはR-8000という形式で、クランクに記載されている製造年月はPKとなっていたので、上記の動画によれば点検対象ということになります。

今のところ目視でおかしな点は認められませんし、使用上も全く違和感を感じてはいませんが、近日中にオーバーホールを依頼することになると思うので、その時に点検してもらおうと思っています。

黒姫駅北側の廃レール柵

しなの鉄道や北しなの線を含む旧信越本線沿いには昔のレールを再利用した柵が残っています。以前屋代駅-千曲駅間の柵を見に行きましたが、偶然黒姫駅のすぐ近くにも柵を見つけました。

場所は黒姫駅のすぐ北側、妙高高原方面です。近くに熊倉踏切という踏切があります。

こんな感じで道路沿いにレールを再利用した柵が立っています。

近づいてよく観察してみると、レールの種類が複数あることが分かります。

この星の中にSが入っているようなマークは確か日本製鉄製だったかと思います。1934年製ということだそうですので90年ものということになります。

もうひとつ、カクカクしたフォントで1922という刻印が残っているものを発見しました。こちらは100年以上前のものということになります。

道路側からみると向きが上下逆で読みづらかったのですが、”OH TENNESSEE-6040 AS?E-3-1922″と読みとれます。これはUSスチールのテネシー工場で作られたものだそうです。かつては鉄道レールは輸入に頼っていた時期があったことを実感できます。

旧信越本線は歴史のある路線なので、こういった昔からの産業遺産的なものが残っているところが数多くあるように思います。他にも何かないか探してみたいものです。

タルタルーガ冬季休車

今年は例年に比べて暖かいという話もありますが、朝方や日影は路面凍結もあるので自転車はしばらくお休みにしています。

タルタルーガに関してはトレーナーを装着することもできないので春先まで一旦折りたたんでおくことにしました。折りたたみはいつもの輪行の要領です。

前輪を外して折りたたんだだけなので大して小さくなっていないように見えますが、自転車そのままの状態よりはだいぶコンパクトになっています。

特に、自転車はそのままの状態だと上から見た時にアルファベットのTの字のような形状なのでスペースにだいぶ無駄があります。タルタルーガはハンドルを外してトップチューブに引っかけられるので、横幅に関してはかなりの節約になります。

上から見るとこんな感じになっています。ここまで小さくできると今度はペダルもどうにかして簡単に取り外ししたくなります。三ヶ島製作所が工具不要で外せるペダルシリーズを出しているので、そういった製品を採用してみても面白いかもしれません。

自転車用グローブの補修

最近春や秋の少々肌寒いくらいの日にいわゆる”合い物”的に利用していたOGKカブトのSFG-2というグローブがあります。クローゼットの整理をしていたら破けていることに気がついたので直すことにしました。

今回破けていたのはちょうど掌底のあたりです。よく破けるのは指の股や指の側面なので、この場所が破けるのは珍しく感じます。

このグローブが割とタイト目で素材にもあまり伸縮性がなかったので、ここから破れたのかもしれません。

分かりやすくするために裏からオレンジ色の布を当てています。

素材はナイロンと人工皮革のようなので、ひっくり返して木綿糸で裏側からかがり縫いすればおおよそきれいに修理できます。

こんな感じでまち針を打って糸の抜けてしまった部分をかがり縫いにします。
修理が終わった状況です。細かめに縫っておくと改めて破けにくいと思います。
裏返すとこんな感じになります。

当然新品と比べると明らかにこれは手縫いで修理したなという感じになってはしまいますが、ちょっとした破損で廃棄するよりはよほど良いと思います。

この自転車用のグローブというのは本当に破けることが多い用品です。学校の家庭科レベルで全く問題ないので、裁縫でDIY修理できるとそれなりに長く使えると思います。

風配図で北信地域の風の傾向を調べる(秋編)

以前Pythonで作った気象庁のアメダスデータから風配図を作るプログラムにより、長野県北部の3アメダスのデータから風配図を作ってみました。今回は秋編ということで9月-11月のデータです。

風の傾向をデータからつかんで、自転車ツーリングのルート設計やペース配分に活かそうという試みです。

データ条件

  • データはいずれも気象庁のアメダスデータを利用
  • アメダス地点:飯山・長野・上田
  • 期間:2012年-2022年
  • 季節:9-11月
  • 時間帯:6時-9時・10時-13時・14時-17時の3区分で毎正時の観測データを集計

結果はこのようになりました。

飯山

飯山は午前中から昼にかけては南または北の風が卓越し、午後になると一転北西方向の風のみになるという結果になりました。傾向自体は夏シーズンのものと似ていますが、より南北方向に方位は集中しているように見えます。また、夕方の北西の風についても夏に比べると風速が弱くなっていることが確認できます。

長野

長野は朝方は南西方向または東方向、昼になると北東方向の風が優勢となり、午後から夕方にかけては北方向のベクトルを含む風とが多くなるという結果になりました。

夏シーズンと比べると日中の南西方向の風については出現頻度が減っているものの、風速は強い可能性が高くなっています。また、午後から夕方にかけては夏場はほぼ北風という感じでしたが秋は方位が多少分散するようになっています。

上田

今回夏と比べて最も変化があったのは上田の結果です。夏は朝から夕方までほとんど南東の風が中心という結果になっていました。

しかし秋はかなり様子が変わり、朝方は頻度で言うと南西方向が多いものの、そのほかの方位についてもそれなりの頻度で出現していることが確認できます。また全体的に風速が弱めで、朝方特有の風の弱い状態が想像できます。

日中から夕方にかけては頻度の面では南西方向が多くなっています。しかし全体の10%少々は南東方向の風で、出現した際の風速は強いものになっています。

結果を反映した自転車ルート設計

飯山・長野を起点にする場合

飯山と長野については千曲川に沿って上流から下流方向の風か下流から上流方向の風かの2択になっているように読み取れます。事前に予報を確認して、全体的な傾向を見て目的地を南北どちらかに設定するのが良さそうです。

午後から夕方にかけて北方向に風向が偏るのは春夏から引き続きの傾向です。この結果から、行程が午後から夕方まで及ぶのであれば行きは北方向に進路を取るのが良いという攻略は共通だと思います。

上田を起点にする場合

上田に関しては朝方は全体的に風速が弱いのもあり、特にこうすると良いという決まった作戦は立てなくても良いように感じます。日によっては午後から南東の風が強い場合があるので、こちらも予報を確認してルート設計をすると良さそうです。

全体的には西方向のベクトルが多い傾向が出ているのですが、上田から西進すると青木村方面となり、そもそも登り坂になってしまうので、よほど風が強くない限りは影響は少ないように感じます。

秋の風のまとめ

全体的な傾向は春から夏にかけてと同様という印象を持ちましたが、上田のようにちょっと変化を感じられる部分もありました。風速面に関しては夏場に比べると多少穏やかだと思われるので、気温も相まって走りやすいシーズンなのではないかと思います。

風配図で北信地域の風の傾向を調べる(夏編)

以前Pythonで作った気象庁のアメダスデータから風配図を作るプログラムにより、長野県北部の3アメダスのデータから夏場の風配図を作って風の傾向を調査してみることにしました。

風の傾向をデータからつかんで、自転車ツーリングのルート設計やペース配分に活かそうという試みです。

データ条件

  • データはいずれも気象庁のアメダスデータを利用
  • アメダス地点:飯山・長野・上田
  • 期間:2012年-2022年
  • 季節:6-8月
  • 時間帯:6時-9時・10時-13時・14時-17時の3区分で毎正時の観測データを集計

結果はこのようになりました。

飯山

飯山は午前中から昼にかけては南の風が卓越し、午後になると一転北西方向の風のみになるという面白い結果になりました。基本的に風が弱いはずの朝方であっても風速が強い場合があるなど、ユニークです。

長野

長野は朝方は西から南西方向、昼になると北東方向の風の割合も拮抗し始め、午後から夕方にかけては圧倒的に北の風という結果になりました。確かに善光寺平周辺は夏の夕方は北の風が強い印象があります。

朝から南西方向の風が強いのは、千曲川サイクリングロードを上田方面に向かう際には障害になりそうです。

上田

上田はほぼ終日南東の風が卓越するという結果になりました。先ほどの長野の結果とあわせて考えてみると、千曲川沿いに標高の高い川上から川下に向かって風が吹いているということなのかもしれません。

午前中はまだ方位も多少ばらけていますが、午後から夕方にかけては南東方向に方位が収束し、風速も強くなる傾向があるようです。

結果を反映した自転車ルート設計

飯山・長野を起点にする場合

飯山と長野については風向がばらけているので迷いますが、確率で言えば午前中は北方向に向かうと追い風の恩恵が得られそうです。

午後から夕方にかけて北方向に風向が偏るのは春シーズンと同様なので、行程が午後から夕方まで及ぶのであれば行きは北方向に進路を取るのが良いという攻略は共通だと思います。

上田を起点にする場合

上田に関してはほぼ南東方向が卓越するという結果になったので、輪行等で上田駅からスタートする場合は長野市方面に向かうと追い風になる確率がかなり高いように思います。

一方で、佐久や軽井沢方面に向かう場合は向かい風になるので、目的地がこれらの都市の場合はスタート地点自体を上田にしない方が良いかもしれません。

夏の風のまとめ

飯山と上田に関しては春とかなり傾向の違いがあることが分かりました。特に飯山について朝方に南の風が強いというイメージはありませんでした。来シーズンにこのデータ通りなのかチェックできる機会があれば実地で体感してみたいものです。

上田に関しては終日川上から風が吹いているので、長野市方面から千曲川沿いを走ると大変そうです。風の影響が少ない長野県道35号による新地蔵峠越えで向かい、帰りは追い風で帰るなど工夫できそうな感じもします。

小菅の里公衆トイレ

北竜湖の近くにある小菅地区の公衆トイレです。”かみのふる里”という通称がついています。

男女別
小便器2
個室洋式1
多目的

歴史のある町並みなので徒歩で散策されるという方も多いと思いますが、利用しやすい公衆トイレがあるので安心です。近隣の北竜湖にも公衆トイレがありますが、こちらも場所として押さえておくと安心できそうです。

小川天文台

いつも小川アルプスラインこと県道36号で上り下りしている小川村の小川天文台付近ではありますが、よく考えたら天文台そのものを見たことはありませんでした。道路からかなり高いところにあり、長い階段でアクセスします。

階段を登り切ると公園のようなスペースがあり、更にもう少しだけ階段を登ると天文台があります。

公園のようなスペースがあります。
小川天文台です。

この天文台は併設されている宿泊施設”星と緑のロマン館”に宿泊すると利用を申し込めるそうです。小川村の標高1,000m近い地点に宿泊した上で天体観測とはなかなか楽しそうです。

天文台の裏には展望台のようなスポットがあり、天気が良ければ北アルプスの山並みを見ることができます。

天文台から道路側を見るとかなりの高低差があることが分かります。

はじめて天文台のところまで行ってみましたが、公園のようなスペースがあるとは思いませんでした。いつも星と緑のロマン館の前で慌ただしく小休止して再出発というパターンが多いので、たまには階段を登ってゆっくりしてみるのも良さそうに思いました。