桃のコンポート

ちょうど長野県は桃がシーズンです。桃は本当に品質に厳しい作物で、箱詰めされて高値で取り引きされるのは全体の中でもわずかだと聞きます。

そんなわけで、地場の市場には売り物としては品質が不十分とされる桃が安価に出回っています。

今回私が買った個体も格安だったのですが、割ってみると中で種が割れており、果肉の一部が食べられない状態でした。とはいえ全体の3/4程度は食べられそうだったので、薄く切ってコンポートにしてみることにしました。

調理の手順は簡単で、桃を適当な大きさにカットして鍋に入れ、砂糖大さじ1、レモン汁大さじ1を加え、浸かる程度に水を加えて弱火で加熱するだけです。

沸騰して10分ほど煮込み、冷ませばおいしく食べられます。追熟の見極めを失敗して、まだ熟していない桃を切ってしまった時のリカバリメニューとしても大変優秀です。

浅川の油井跡

ループ橋があることで知られている長野県道506号ですが、ちょうどそのループ橋のあたりがかつては石油を産する土地だったそうです。今でもその痕跡が保存されています。

長野市街側から見て1つ目のループの途中に遺構があります。道路側からは小屋のように見えます。

中に入ってみると当時使われていたというくみ上げ用のポンプと、説明板が保存されています。

当時の石油ポンプが保存されています。
詳しい情報が書いてある説明板です。

明治時代頃には本格的な産業として開発が進んでいたということらしいのですが、そもそもの油田としてのポテンシャルが低く、うまく行かなかったようです。

長野県北部にはこういった小規模な石油産地が点在していたらしく、長野市茂菅あたりでも未だに石油臭がする場所があるとのことです。

小屋へはループ橋の途中からアクセスできるので、気軽に見られるところが良いと思います。

分かりにくいですが、写真左側に左折できる交差点があるのでそこからアクセスできます。

新型Wahoo KICKRとKICKR AXIS Feet

Wahoo KICKRがモデルチェンジし、製品名自体に変更はありませんが今回の製品で5世代目となりました。

今回発売された2020年版はパワー計測精度が+-2%から+-1%に向上し、最大負荷も2,200Wまで引き上げられています。

これだけだと細かい変更のみという感じがしますが、大きな変更点としてKICKR AXIS Feetという弾力のある足パーツが装備された点が挙げられます。

従来型のKICKRは調整式の硬いゴム足が装備されており、KICKR自体はトレーニング中もほぼ動かないようになっていました。

今回のKICKR AXIS Feetは同じようなゴム足ですが非常に弾力があり、トレーニング中も実走と同じように自転車がある程度左右に振れるようになっています。これによりより実走感が高く、なおかつ無駄な疲れを軽減できるというメリットが謳われています。

このKICKR AXIS Feetは既存のKICKRに後付けできるらしいので、単体販売が始まったらチェックしてみたいと思います。

リアルな実走感という部分はそれほど興味を引かれないのですが、疲れにくいらしいという点、それとフレームにかかるたわみを軽減できそうな感じがするので、その点が気になっています。

こねつけ

スーパーで長野の伝統的軽食であるこねつけが売られていたので買ってみました。

こねつけは米飯と小麦粉を水で練って焼き、味噌で味付けしただけというシンプルな料理です。棒に刺さっていない五平餅と考えるとイメージしやすいかもしれません。

かつては農作業中の軽食や子供のおやつとして、余ったご飯を使って作られていたということです。

味噌がお米の甘さを引き立てる素朴な料理です。

冷や汁の種製造

埼玉県の郷土料理、冷や汁(すったて)の種を作りました。冷や汁は味噌とごまを混ぜたものに薬味を大量に入れる料理なので、食欲がなくなりがちな夏場にぴったりのメニューです。

今回はメインの味噌・すりごまに対して薬味はネギ・しょうが・みょうが・しそにしました。食感を出すためにきゅうりを入れています。

きゅうりをたくさん入れてみました。

冷や汁は味噌・ごまと薬味を混ぜた状態のものを水でのばして作るので、種の状態である程度保存が利きます。種の状態では汁物ではないので、非密閉の容器でも運搬できます。

この特長を利用して、私は夏場のお弁当に冷や汁の種を持って行くことが多いです。食べる先で水で溶き、冷製味噌汁のような感じでいただけます。

長野県内のクマ出没情報

最近クマの出没や目撃のニュースを見ることが多くなりました。夏場は山にクマのエサになるものが少なくなるので、出没や目撃は多くなる傾向にあるそうです。

長野市のWebサイトには個別の目撃・遭遇について比較的詳細な情報が掲載されているのですが、見ていくとやはり戸隠・鬼無里での発生が多いようです。夏場に出かける時にはラジオの携行など対策をしておきたいところです。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2がリリース

8月の新タイトルのサポートが追加された20.8.2がリリースされました。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2 Release Notes

[amd.com]

新たにサポートされたタイトルは以下の通りとのことです。Microsoft Flight Simulatorはなかなか注目のタイトルではないかと思います。

  • Microsoft Flight Simulator
  • Mortal Shell
  • Marvel’s Avengers Open Beta

そのほか、Radeon RX 5700 XTでA Total War Saga: Troyを描画設定Highで実行した場合、20.8.1比で12%のパフォーマンス向上が見込めるとのことです。

夏の鶏団子鍋

暑くてあっさりしたものばかり食べがちなので、バランス良く栄養が摂れるであろうというもくろみで鍋物を作りました。

タンパク質をどうするか迷ったのですが、ちょうどスーパーに適当な量の鶏挽肉が売られていたのでそれを利用し、自前の鶏団子にしました。

鶏団子といっても刻んだネギと鶏挽肉を練って、塩・コショウ・料理酒を加えただけのものです。

鶏挽肉は安価で適量を買える事が多いので、使いどころの多い食材だと思います。タジン鍋を使った料理などにも活用してみたいです。

ソフトボール

最近身体のセルフケア用にソフトボールを買いました。

身体の凝っている部分にソフトボールをあてがって、体重をかけるなどして凝りをほぐそうという試みです。

この手の道具としてはフォームローラーを以前から使っていたのですが、ピンポイントに強めの刺激を入れる時用にソフトボールを調達したというわけです。

これはソフトボールの3号という規格のものだそうで、少々大きめのスポーツ用品店であれば容易に入手できます。1個1,000円弱といったところです。

背中や臀部、大腿部や足の裏など色々使えて便利です。特定の場所が凝りがちという方にはオススメのアイテムだと思います。

北信濃ふるさと文化公園と高丘丘陵

前からちょっと気になっていた中野市の高丘丘陵に行ってみました。

北信濃ふるさとの森文化公園

中野市の中心部から西側に進むと、突然ちょっとした山のような地形が見えてきます。これが高丘丘陵です。中野市の中心部は傾斜がついているとは言え比較的平坦ですが、突然山が出現するのでちょっと不思議な感じがします。

幹線道路ではないですが、一応丘の上に至る立派な道路がつながっており、登っていくと住宅地や大規模な公園があります。

公園は北信濃ふるさとの森文化公園という名前で、公園のほかに博物館があり、アトラクションとしてサマーボブスレーという遊具も整備されています。

サマーボブスレーは金属製のコースをボブスレーで走行するというもので結構本格的な感じです。

市街地から突然山になるのでちょっとした自転車の名所になっているらしく、私が訪問した時も丘陵から降りてくる方を見かけました。

高丘丘陵について

それにしてもなぜ平地に突然丘陵が現れるのかが不思議だったので、この地形について少し調べてみました。

国土地理院の陰影起伏図で見ると中野市の中心部はこのような感じになります。

突然丘陵地形になるのが良く分かります。

高丘丘陵に大ざっぱに色塗りをするとこんな感じになります。

緑色の部分が高丘丘陵です。

調べてみると長野市を含む長野盆地(善光寺平)には信濃川断層帯という断層が南西-北東方向に延びており、高丘丘陵はちょうどこの境目に存在するそうです。信濃川断層帯は1847年の善光寺地震の原因になったと考えられている大規模な断層帯です。

断層帯の西側(左側)は隆起し続けており、東側(右側)は沈降し続けているので、このように特定の線を境に全く異なる地形になるんだそうです。

高丘丘陵は東側に断層帯があり、西側に関しては千曲川が削り続けているので、結果として高丘丘陵が孤立しているかのような見た目になっているようです。

大ざっぱに断層帯と千曲川の河道を色塗りしてみました。

青点線が断層帯、水色の線が千曲川です。

変わった地形という認識はありましたが、できあがった原理が何となく分かったので合点がいきました。信濃川断層帯に由来するあれこれも県内でたくさん観察できるようなので、面白そうなものがあればピックアップしていきたいです。