Deckadanceにおけるタイムコードコントロールの設定と具体的な操作方法を解説します。
まず、オーディオインターフェイスを介してプレイヤーとパソコンをつなぎます。
その後、Deckadanceのオーディオ設定で信号のインプット・アウトプットを設定します。
図はわかりやすいようにインプットを1デッキにしています。
黄色で囲った部分が注目して頂きたいポイントです。
この図では、プレイヤーから入力した信号がデッキAをコントロールし、Deckadanceを介してミキサーに流れていることがわかります。
注意して頂きたいのが左右チャンネルの割り振りで、逆に設定すると音声データが逆再生されたりすることがあります。
さて、信号のルーティングができたら次にDeckadanceのVINYL/EXT CTRLファンクションで設定を行います。
まず、コントロール信号の種類を1の部分で選びます。
次にDeckadanceにコントロール信号を流し、2のGainツマミでコントロール信号の音量を調整します。
十字の書いてあるエリアに半分くらいの大きさの円が表示されれば音量は適切です。
3のRumbleツマミはプレイヤーに起因するノイズをカットする機能です。こちらは信号が安定しない場合、状況に応じて設定してください。
そして4のLearn Timecodeボタンを3秒くらい長押しし、信号をDeckadanceに学習させます。
ピッチが安定しているかどうかを確認してください。
信号の内容が設定できたら、5の部分でコントロールモードを選択します。
上段の溝が刻まれたレコードの絵が絶対モードで、曲の再生速度と同時に再生位置もコントロールできるモードです。
これは通常のレコード感覚で使えますが、対応しているコントロールメディアが少ないのが欠点です。
中段の溝のないレコードの絵が相対モードで、曲の再生速度のみをコントロールします。
多くのコントロールメディアが対応しているモードです。
下段のパソコンの絵が通常の操作モードです。
なお、右下のInput Thruというボタンはオフのままにしておかないと信号のピーという音が曲の音と混ざってしまいます。
図のようにオフにしておいて下さい。