神奈川には日本の三角点網の基礎となった相模野基線という基線があります。
この基線の両端にある三角点は現存しており、現在も確認ができるので行ってきました。
基線と三角点網については国土地理院の「地図と測量の科学館」第5回インターネット企画展 「一等三角点を散歩する」が大変わかりやすいので是非ご覧ください。
「地図と測量の科学館」第5回インターネット企画展
[国土地理院ホームページ]
基線には両端があり相模野基線の場合は北端(相模原市麻溝台4丁目)と南端(座間市ひばりが丘1丁目)と呼ばれているのですが、南端はどうも民家の敷地内にあるらしいという情報を得たので北端点を見に行くことにしました。
写真のように見学ができるようになっています。
立て札。
三角点。明治年代に設置されたものですが現在も使っているそうです。
三角点。コイン状のものがついていますが、どうも管理用にICタグがついているみたいです。
解説板。ちょっと読みにくくなってきてしまっていますが、わかりやすい詳しい解説がついています。
今でこそ基線の間は住宅地や工場など開発されていますが、明治年代は建物も少なく観測に適した環境だったのでしょうかね。