100円ショップの手芸コーナーが充実しているという話を最近ネットで見て、編み物(鎖編み)を少し始めてみました。
道具の調達
近所の100円ショップに行ってみたところ、確かに編み物用品は材料も含めてかなりの品揃えでした。鎖編みの場合は毛糸とかぎ針、最後に使う閉じ針の3種類があればとりあえずは大丈夫なので、300円で入門できることになります。他にも目に目印をするためのマーカーなども100円ショップで入手できます。
最初は極太毛糸で始めてみるのが良いと思います。なぜかというと毛糸が太いと細いものに比べて取り扱いが容易なのと、編んだ時に糸の走向が分かりやすいためです。編み方を覚えるのには糸が太い方が良いと思います。
また、かぎ針は毛糸の太さに合ったものを選ぶ必要があります。大が小を兼ねたり、小が大を兼ねることはないようなので、買った毛糸に適合するかぎ針を選びます。これはかぎ針自体に(極太毛糸用)などと書いてあるのでそれを参考にします。
最初に何を作るか
私はまず最初に細編みという編み方でタワシを作ってみました。毛糸は極太のアクリル100%のものを使用し、食器用スポンジのようなサイズを想定して編んでいきます。編み物とは言ってもタワシの場合はただの平面を編むだけなので練習にはもってこいです。
また、タワシの良いところは別にできあがりが多少汚くても実用上何の問題もないところにあります。できあがりが納得いかずにやり直しを繰り返しているとなかなか完成品ができませんので、雑でも良いのでとりあえず完成まで持って行きやすいという点においてタワシは優秀です。
最後に、このアクリル毛糸で作ったタワシは消耗品であるというのが優れた点です。練習で色々なものを作るとどんどん完成品が増えていきますが、タワシの場合は使っているうちにボロボロになって廃棄することになるので、完成品がたまることがありません。
以上のことから、タワシをいくつか作ってみることで基本的な技法や編み方の知識を会得しました。極太毛糸のタワシは汚れのかき取り能力が高く、実用性もあります。
困った時のYoutube
インターネットで編み物の情報は大量に公開されていますが、編み方については絵で見せられても分かりにくいものが多いと思います。今回Youtubeで初心者向けの動画をかなり見たのですが、動画で見た方が圧倒的に理解がしやすかったです。
特に1段目から2段目を編み始めるところや、最後の処理をどうするかなどについては動画での学習がとても役に立ちました。
意外にハードルが低くておすすめです
それほど揃える道具が多くなく、いずれも100円ショップで入手できるので割と気軽にスタートできます。編む動きをある程度体得するまでが少々大変ですが、前述の通り動画を見ながら練習するとすぐにそれらしいものは作れると思います。
今時衣料品は相当安価に手に入るものがたくさんあるので、あえて自作する必要はそれほどないかもしれません。しかしながら、好きな素材や好きなサイズで自由に作成できるという点で手芸の優位性は多少あると思います。特に編み物の場合は製作が全体的に単純作業で、ハマると没頭できる楽しさがあります。