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長野県のツキノワグマ出没警報が延長

9月上旬から長野県下各地域に発令されていたツキノワグマ出没警報が11/14まで延長されたとの情報がありました。

ツキノワグマ出没警報を11月14日まで延長します

[長野県Webサイト]

延長されたのは佐久・上伊那・木曽・北アルプス・北信の各地域となっています。この中について言えば北信地域は中野市や飯山市、野沢温泉村などを含み、自転車で良く出かける場所です。この地域の方からは「行政から柿の実を落とすよう指導された」といった話も聞いたので、引き続き気をつけた方が良さそうな感じです。

夏頃に不作が予想されていた堅果類(どんぐり)の作柄については、思ったよりも不作にはならなかったようです。しかし樹種や地域的に出来の濃淡はあるようで、不作傾向にある地域については警報の延長の対象となっているようです。

善光寺白馬電鉄 南長野駅跡地-山王駅跡地を訪問

以前善光寺白馬電鉄の山王駅跡地に立ち寄りましたが、始発駅であった南長野駅までの区間の痕跡がたどれないか、散歩がてら訪問してみました。

まず山王駅の南側です。善光寺白馬電鉄の線路跡は長野市の中心市街地ということもあって、道路という形でも痕跡が残っていないことが多いです。

これが上の地図のマーカー北側(山王駅方)です。
こちらは上の地図のマーカー南側(南長野駅方)です。

線路跡と言われてもちょっとピンとこない感じになっています。まっすぐ線路跡は追えないので左右の道に適宜スイッチしながら長野駅方面に南下していきます。

国道19号と交差した直後です。長い直線なのでちょっと線路跡のような雰囲気は感じられます。写真奥側で線路は大きく左方向にカーブし、終点の南長野駅に向かっていたようです。

左カーブの途中です。間もなく駅のあったと思われる場所に到着します。

南長野駅があったと思われる場所の周辺です。残念ながらモニュメント的なものも何もないので、当時のことをうかがい知ることはできません。しかしながら、右手の建物は今でも善光寺白馬電鉄の本社社屋として使われています。また、並んですや亀の味噌蔵が立地しています。

ヒントらしいヒントもなく廃線跡を探訪するのはなかなか面白かったですが、もう少し痕跡が見つけられると良かったかなと思います。山王駅の北側区間も機会があったら探訪してみたいと思っています。

すや亀 善光寺門前みそ 米こうじ

すや亀の見かけないパッケージの味噌が販売されていると思って購入してきたのですが、以前からある”中甘米こうじ”のパッケージがリニューアルされたものとのことでした。

以前のパッケージは以下のようなものでした。

2020年6月以来の登板となります。当時もエントリで紹介しているのですが、この味噌はクセがなく使い勝手の良い味噌です。中甘タイプでそこまで塩気が強くないので、味噌汁はもちろん味噌炒めや味噌漬けなどの料理目的でも便利な味噌となっています。

長野飛行場跡地

長野市の地図を見ていると長野駅の南東に他の地域と区画の形状が違う一帯があることに気がつきます。長野市内はおおよそ東西南北の方向に沿って四角く区画がされていますが、長野市稲葉と松岡の境目あたりに北東から南西に斜めに走る気になる一帯があります。

この一帯は1990年まで使用されていた長野飛行場の跡地なんだそうです。

開港したのは1938年のことで、長野市の事業として整備が行われたそうです。当時から民間の航空路線があり、長野-東京便が所要時間80分、この他にも富山・金沢を経由して大阪に至る便もあったそうです。

その後も定期便はなくなりながらも飛行場としては機能していたものの、1989年に犀陵中学校を建設するために閉鎖され、中学校以外の敷地も住宅や工場などになったとのことです。

現地周辺を自転車で見てきましたが、実際に見てみるとそれほど何かの施設跡という印象は受けません。飛行機が転回するためのターニングパッド跡が円形の道路として残っており、そこが一番わかりやすいかもしれません。

滑走路跡の道路です。右側が犀陵中学校の敷地です。言われないと空港跡とは思いませんが、確かにここまで見通しの良い直線道路が住宅街の中にあるのは特異かもしれません。

こちらはターニングパッドの跡の道路です。きれいな円弧状になっています。

空港と関係あるかは不明ですが、使われていなさそうな古い建物が周辺にありました。

1990年頃まで設備はあったということなので、国土地理院の昔の航空写真でもチェックをしてみます。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

1975年当時のカラー空中写真がありました。思ったよりも滑走路は短く、格納庫などの施設は東側にあったようです。現在この写真に写っている地域はほとんど住宅や事業所の密集地になっていますが、1975年当時は農地の割合の方が高く、時代を感じます。

桝田屋食品 信州飯山雪んこそば国産

県内のスーパーでよく見かける桝田屋食品の乾燥そばです。よく販売されているのは普通グレードの雪んこそばと、上位グレードの雪んこそばゴールドです。今回入手したのは今まで見たことのない国産という種類でした。

通常の雪んこそばは1袋200g入っていますが、こちらは180g入りとなっています。その上で単価は雪んこそばゴールドよりも高いので、国産だけに価格は高めの設定となっています。

材料はパッケージにあるとおりそば粉は飯山市産、小麦粉も県内で調達したものを使用というこだわりの製品となっています。部分的に配合ではなく100%使用となっているようです。

また、通常の雪んこそばはのどごしを良くするために海藻が使用されていますが、この製品には使用されていません。また、香り付けのためなのか成分表示には”そばの若葉粉末”という変わった原材料の表示があります。

ゆでるとこんな感じになります。海藻を使っていないのでいつもの雪んこそばとは違いますが、いわゆる普通のおそばの味です。長野県産100%のようなので、お土産としてもなかなか良いのではないでしょうか。

四種踏切にある謎の装置

以前統計情報を見て驚きましたが、長野県は全都道府県中2番目に四種踏切(警報器もしゃ断機もない踏切)が多いのだそうです。

必然的にそういった踏切を通ることが良くあるのですが、時々変わった装置が設置されている踏切があります。

この装置です。支柱の上にスピーカーとドーム状のセンサーのようなものがついています。最初監視カメラなのかと思いましたが、どうやらドーム状の部分がモーションセンサーで、センサーで人を感知するとスピーカーから「踏切です。注意して渡りましょう」といったメッセージが流れる装置でした。

”YOTSUGI”というメーカー名らしきものが書かれていますが、この商品を取り扱っているヨツギという会社は見つけられませんでした。

気になったのでこの装置の見た目で画像検索をしてみたところ、どうも複数の方が”しゃべっ太郎”という名前で紹介をしているので、”YOTSUGIのしゃべっ太郎”というところまでは間違いなさそうに感じます。

業務用の機械ではありますが、ネットに情報がほとんどないというのが珍しく感じる不思議な装置です。

長野電鉄の古い架線柱

長野電鉄の都住駅-桜沢駅間にある4種踏切の写真を撮りました。この踏切は前後が大きめのカーブになっていて、電車を見学するにはなかなか良い場所です。

踏切の名前を記録してくるのを忘れてしまいました。

上の写真は桜沢駅方面です。

写真を撮っていると架線柱にタグのようなものがついていることに気がつきました。

これです。”河東線 小六三 大14.12″と読めます。

以前存在した河東線の名前が入っていますが、河東線は信州中野-木島までだったのではないかと不思議に感じました。帰宅してから調べてみたところ、長野電鉄は当初屋代-信州中野間で運転されており、そちらが河東線、その後開業した権堂-須坂間が長野線とされていたそうです。

全線電化したのは大正15年の初頭ということなので、設置年月が大正14年12月というのも納得です。

全部の架線柱がそうではないらしいのですが、この場所のように長野電鉄では開業当時の設備が現役で稼働しているのをよく見かけます。創業者の神津氏は非常に倹約家だったと本で読みましたが、その一方で先行投資は大胆に行う側面があり、当時としては珍しかった鉄製の架線柱も「長く使えて結果経済的」との判断で導入されたものだそうです。実際100年近く使えているので素晴らしい先見の明だと思います。

そばがきを作る(椀がき)

ここ最近の米不足の影響で、我が家の米の在庫も場合によっては新米の到着をまたずに尽きる可能性が出てきました。米の消費を抑えるためにここは長野県らしくそば粉で作ったそばがきを代わりに食べてみることにしました。

今回は戸隠にあるおびなたの信州産そば粉を調達しました。

これが安価に入手できるものであれば「さすがは本場ですね」という感じなのですが、いかんせん信州産なので結構高価で、300gで600円ほどという価格です。

そばがきの作り方にはそば粉にお湯を注いで混ぜて作る椀がき、そば粉と水を混ぜて加熱する鍋がきの2種類があるそうです。インスタントっぽくて簡単そうな感じがしたので今回は椀がきにしてみました。

こんな感じで粉をどんぶりに入れてお湯を注ぎ、お湯が冷めないうちに勢いよく練っていきます。スピード勝負で結構力が要ります。

こんな感じにまとまってくるので好きな味付けで食べます。そばは糖分が少ないせいなのか、米飯に比べると単独ではちょっと味気なさを感じます。おかずと一緒に食べると言うよりは何かしらで味付けをした方が良さそうです。

その後も調べてみたところ、椀がきよりも鍋がきの方が出来上がりは安定するという情報を多く見かけました。そば粉はまだあるので鍋がきも作ってみたいと思っています。

長野県下にツキノワグマ出没警報が発令

今年はツキノワグマの目撃情報や被害情報が多いと思っていましたが、本日9/9付けで県内の佐久・上伊那・木曽・北アルプス・北信地域にツキノワグマ出没警報が発出されたとのことです。

ツキノワグマ出没警報を佐久・上伊那・木曽・北アルプス・北信地域に発出します

[長野県Webサイト]

この出没警報というのは発出基準が決まっており、どんぐり等のクマの餌になる果実類が凶作の環境下で里地での目撃件数が多い、または1ヶ月に複数回の人身被害が発生した場合に協議の上で発出することになっているそうです。

過去には2006年・2010年・2014年にも大量出没した年があったそうなのですが、共通点としてはやはりどんぐりの凶作があったということです。

特に冬眠用の食料であるどんぐりが山にない場合は9月から10月にかけてが目撃や被害のピークになりがちとのことです。自転車のルート取りもこれを受けて今まで以上に注意しようかと考えています。

長野県のツキノワグマ出没マップ

2024年はクマの目撃や被害情報が多いので長野県全県版のツキノワグマ出没マップがないものかと思っていましたが、ありがたいことに長野県の方でPDFの地図に情報をプロットしたものを作って下さっていました。

ツキノワグマ出没(目撃)マップ

[長野県Webサイト]

市町村からの報告があったものベースということなのでこれが全てというわけではないと思いますが、おおよその傾向をつかむには十分な情報量と思います。

長野県北部で見てみると高社山や湯田中周辺で集中的に目撃情報が掲載されています。同一個体を複数の人が目撃しただけという可能性もありますが、竜王スキー場のあたりは自転車で訪問することも多いエリアだけに頭に入れておきたいと思います。

件数は少ないですが鬼無里や信州新町でも目撃情報が掲載されており、中山間地であっても市街地でもない限りは基本的に遭遇リスクのあるものと認識しておいた方が良さそうな感じです。