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Windows Helloで”Windows側で問題が発生しました…”というエラーが出た時の対処法

先日PCにケンジントンのK677977JPという指紋認証センサーを取り付けましたが、ごくまれにログイン画面で”Windows側で問題が発生しました。もう一度やり直してください。”というエラーが表示される現象が発生します。

もう一度やり直してくださいということなのですが、この現象が起きた時は我が家の環境ではやり直しても生体認証でのサインインはできず、とりあえずPIN認証でサインインしています。

原因が良く分からないのですが、どうもログイン画面でWindowsから指紋認証センサーを認識しなくなっているような挙動に感じます。

この現象が発生した時はサインイン後にとりあえずデバイスマネージャーで指紋認証センサーの認識状況を確認し、問題なければOSの再起動で対応しています。今のところ再起動で問題は解消しています。

wingetコマンドでアプリを管理する

Windows11とWindows10のバージョン1709以降にはwingetというパッケージ管理システムが同梱されています。

winget ツールを使用したアプリケーションのインストールと管理

[Microsoft Docs]

Windowsを中心に使っているとあまりこのパッケージ管理システムという仕組みにはなじみがありませんが、Linuxなどではおなじみの仕組みです。コマンドラインでアプリケーションのインストールやアンインストール、アップデートができるという仕組みです。

wingetの存在自体は知っていましたが、対応しているアプリが少ないだろうと思ってあまり使ってはいませんでした。

ところが今回調べてみたところ、かなりの数のアプリケーションが網羅されていました。私が使っているアプリケーションで意外にも対応していたのはVivaldiやFL Studio、Steamなどです。個別のゲームタイトルなどでもwinget経由でインストールできるものがあるようです。

最近は昔ほど環境リセットのためにクリーンインストールをする必要がなくなりましたが、クリーンインストールからの環境構築時にwingetを使ってアプリを一括でインストールするコマンドなんかも作れそうです。自分が必須と考えているアプリがwingetで管理できるかどうかは整理しておいても良さそうです。

PowershellでTPMの情報を調べる

Windows11の動作要件になったことからよく知られるようになったTPM(Trusted Platform Module)ですが、PCに搭載されているのか、有効になっているのかなどの情報がPowershellで調べられることを最近知りました。

Get-Tpm

[Microsoft Docs]

コマンドレットは非常に簡単で、 Get-Tpm と入力するだけです。Powershellは管理者モードでないとこのコマンドレットが使えないのでその点だけは注意が必要です。

TPMの搭載/非搭載のほか、有効になっているかなどの情報を調べられます。Powershellですのでログオンスクリプトに組み込んで、組織内のPCのTPMの状態をまとめて調査するなんていうこともできそうです。

ATOK Passportの機能追加

6/21付けでATOK Passport(Windows版)に機能が追加されています。

2022年2月のアップデートで実装されたZoomを使用している時に推測候補を自動的にオフにする”ATOKプロテクトモード”が新たにMicrosoft TeamsとGoogle Meetにも対応しました。これでおよそ主要なWebミーティングサービスはカバーできているのではないかと思います。

また、2022年6月のアップデートについては当初ESET Internet Securityを使用していると日本語が入力できなくなる不具合があったそうですが、解消済みということです。

Internet Explorer11がサポート終了

2022/6/15でついにInternet Explorer11がサポート終了となりました。これにより”Internet Explorer”というブラウザも姿を消すことになります。

IE11はActiveXを使うアプリと共に業務用途ではまだかかなり使われているようで、Microsoftもかなり詳細なFAQを用意してくれています。

Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート

[Japan Windows Blog]

2022/6/15をもってサポートは終了となりますが、IE11からEdgeへのリダイレクトは段階的に行うとされています。その後は累積更新プログラムにより完全に無効化される予定ということです。流れはEdge内蔵のFlashコンポーネントが無効化された時に似ているように思います。

この完全に無効化される累積更新プログラムがいつ配信されるのかについては明らかにされておらず、Microsoftも”複数の要因に基づいて判断する”としています。

最近はもうすっかりレガシーなブラウザというイメージになってしまったIEですが、IE5からIE8くらいまでは出る度に進化していてアップデートが楽しみだった記憶があります。いざなくなってしまうと思うと少々寂しいものです。

パスワードマネージャー(1Password)を導入

様々なサービスの認証情報を管理するのが大変になってきたので、専用の管理ソフトであるパスワードマネージャーを導入することにしました。

いくつか製品がある中で、試用の結果1Passwordが良さそうだったので正式に採用しました。有償のサービスで価格は月$2.99となっています。

パスワードマネージャーのメリット

パスワードマネージャーを使うと個別のパスワードを記憶しておく必要がなくなるので、極めて複雑なパスワードをサービス毎に設定できます。そのため、パスワードの使い回しや強度不足の問題を解消できます。

また、パスワードの不正利用が確認された場合に通知してくれるWatchtowerという機能があるので、もしもの時にもすぐに対応ができるということです。

入力する時もブラウザのエクステンション経由で半自動入力できるので、手間がかからず非常に便利です。1PasswordとVivaldiの組み合わせの場合はChrome用エクステンションで問題なく入力できました。

モバイルOS用のアプリもあるので、PCとスマートフォンで同じ1Passwordアカウントによる認証情報の管理が可能です。

マスターパスワードの保護

パスワードマネージャーのパスワード(マスターパスワード)は別途管理の必要がありますが、認証用アプリとしてMicrosoft Authenticatorを設定することができます。この設定を行うことで1Passwordのサービス自体が二要素認証で認証されることになるので、より安全に運用することが可能です。

認証情報の棚卸しにも

導入して便利になったのもさることながら、1番効果があったと感じるのは認証情報の棚卸しができたことです。認証情報を1Passwordに登録していく過程で必要ないアカウントや、あるいはサイトリニューアルで使えなくなったアカウントなどを整理することができました。

認証情報の管理が気になる方に

個人で有償のパスワードマネージャーを使うというのはなかなかハードルが高く感じましたが、実際に使い始めてみると妥当な費用という感想です。

管理もしやすくなりましたし、従来採用していた”手元の手帳に書いておく”という方法に比べて入力が楽なので助かっています。14日間試用もできるので、気になる方は是非試用をオススメします。

Microsoft PowerToys

最近PCにmicrosoftPowerToysを導入しました。Microsoft PowerToysはMicrosoft製のWindowsで利用できる便利ツールを集めたユーティリティです。

Microsoft PowerToys: Windows をカスタマイズするためのユーティリティ

[Microsoft Docs]

このエントリを書いている時点でのバージョン(v0.55.1)に含まれている機能は以下の通りです。

  • 常に手前に表示(あらゆるウィンドウを常に手前に表示できるオプションを提供)
  • Awake(PCがスリープにならないよう起動状態を維持する)
  • Color Picker(表示されているもの全てに対応するカラーピッカー)
  • FancyZones(ウィンドウレイアウトをカスタマイズ)
  • File Explorer Add-ons(プレビューなどエクスプローラの機能を拡張)
  • Image Resizer(コンテキストメニューから直接画像をリサイズ)
  • Keyboard Manager(キーボード配置を再マップ)
  • マウス ユーティリティ(マウス位置の強調表示など)
  • PowerRename(正規表現も使える強力なファイルリネーム機能)
  • PowerToys Run(キーボードショートカットからアプリケーションを直接検索して起動)
  • Shortcut Guide(すぐ呼び出せるショートカットの一覧表)
  • ビデオ会議のミュート(キーボードショートカットでWeb会議のオーディオを制御)

かなり盛りだくさんの内容です。私はこの中でも特にPowerRenameが気に入っていて、よく使っています。他に便利に感じるのはFile Explorer Add-onsで、オプションの1つにsvgファイルのプレビューを有効にする機能があるのでこちらも重宝しています。

機能は豊富ですが、個別に有効/無効を設定できるのでカスタマイズ幅は確保されています。従来こういった便利ツールはフリーソフトでの提供が多かったですが、Micorosft純正で出してもらえると安心感がありますし、組織的にバグフィックスや改良を行ってくれるのでありがたいです。

WindowsでVGAドライバを再起動する方法

時々OSは動いているがVGAドライバにトラブルが生じて画面がフリーズしてしまう場合があります。画面が固まってしまっているもののストレージのアクセスランプは点滅していて、Ctrl + Alt + Delのショートカットを受け付けない場合などが典型的です。

こういった場合自作PCではリセットスイッチなどで対応するのが簡単です。ただOSが動いていれば、Ctrl + Shift + Windowsキー + Bの4つ同時押しでVGAドライバを強制的に再起動できるそうです。

黒い画面またはブランクの画面のエラーのトラブルシューティング

[Microsoft サポート]

押してみるとスピーカーから「ポッ」とビープ音がして画面が暗転します。正常なときに実行しても画面が暗転・点滅するだけですが、VGAの問題で画面が固まってしまったときにはこの方法が有効そうです。覚えておくと便利な操作だと思います。

ATOK Passportの大型アップデートが提供開始

もはや毎年2月の風物詩とも言えるATOK Passportのアップデートが提供開始となりました。

基本的な部分として変換エンジンであるATOKディープコアエンジンはATOKディープコアエンジン2にバージョンアップしているそうです。

新機能の中でも興味を引くのが”カスタムATOK”というATOKをカスタマイズできる機能です。文書作成の目的により変換エンジンの傾向を設定したり、個別のオプション機能をON/OFFして自分好みの設定を作り込んでいくことができるそうです。

ATOK PassportはおかげさまでPC・スマートフォンそれぞれで大活躍してくれています。Windows標準搭載のMS-IMEがちょっとしっくり来ない方にはぜひ一度試してみていただきたいです。

コマンドプロンプトでドライブを移動する

コマンドプロンプトでディレクトリを移動する際にはcdコマンドを使います。通常コマンドプロンプトを起動するとカレントディレクトリは”C:\Users\[ユーザ名]”になっています。

ここからカレントディレクトリを例えば”C:\hoge”にしたい場合、

[command prompt]
cd C:\hoge

と入力してEnterキーを押せばOKです。

Dドライブにも同様にhogeというフォルダがある場合、C:\hogeの部分をD:\hogeにすれば良さそうなのですが、この入力だとディレクトリを移動できません。ドライブに変更が加わる場合は/dオプションをつけて、

[command prompt]
cd /d D:\hoge

とすればOKです。

結構長いことコマンドプロンプトを触っているつもりでしたが、この操作は最近まで知りませんでした。コマンドを打ち込むときには大体Cドライブに用事があるからなのかもしれません。

ちなみにPowershellの場合は別ドライブであってもcdコマンドのみで移動ができるので簡単です。

【参考情報】

cd|Microsoft Docs

[ Microsoft Docs ]