ATOK Syncで”データを合併できません”というエラーが表示された時の対処法

ATOK Syncで定期的にサーバーとクライアントが同期する際、表題のエラーが毎回必ず発生するようになってしまいました。エラーが表示されるだけなので閉じればいいのですが、困ったことにゲーム中でもゲーム画面の上にダイアログが出てきて困るので対処することにしました。

まずダイアログに書いてあるとおりにサーバーのデータでクライアントの情報を上書きする方法で修復を試みました。これなら手動で強制的にデータが合併できるので直りそうなものです。しかしその後に再度手動で同期をかけてみたところ同じエラーが発生したので別の方法を試すことにしました。

結果としては、ダイアログに書いてある情報とは逆に”サーバー側のデータを1回削除してクライアントの情報で上書きする”方法でエラーが解消しました。

具体的にはATOK Syncオプションの”修復”タブで”サーバーデータのクリア”を選択してサーバーの情報を削除します。その後修復メニューの”今お使いの環境のデータでサーバーを上書きする”を選択すればOKです。

強制的に整合性をとってしまったので多少データが失われた恐れがありますが、変換に関する情報は今使っているクライアントが最新だろうとは思うのでこれで良しということにしたいと思います。

Radeon RX9060XTのベンチマーク記事

日本時間では明日6月6日にAMDの新型GPUであるRX9060XTが発売になります。発売に先んじて各社でベンチマーク記事が公開されていました。

みんなが欲しているVRAM 16GBを349ドルで。AMD渾身のミドルレンジ「Radeon RX 9060 XT」

[PC Watch]

特徴としてはやはり現地価格349ドルという価格に対してビデオメモリが16GB搭載されていることです。従来ビデオメモリ16GBのビデオカードは上位クラスのものが中心だったので、この価格帯で16GBのビデオメモリが搭載されているのは画期的なことではないかと思います。

ベンチマークの結果を見ると競合製品として位置づけられているRTX5060Tiに対しては全体的にはもう一歩足りないかなという感じですが、タイトルや設定によっては上回るという場合もあるようです。また、GPGPU的な用途については明確に不得手なようです。

AMDがCOMPUTEXで発表していた「RTX5060Ti比で+6%」というのは”特定のタイトルに限れば”というところなのかなという感じを受けます。

とはいえ、やはり安価に16GBのビデオメモリを搭載したビデオカードが入手できるのはなかなか魅力的に感じます。往年の ちょっと癖はあるけどコスト面に強みを持つRadeon という感じを受けます。

VS CodeでPowershellスクリプトを文字コード指定で出力する

Powershellの開発環境として使われていたPowershell ISEは今は非推奨となっているそうで、MicrosoftのVisual Studio Code(VS Code)が標準の開発環境となっています。

しかしVS Codeで日本語を含むスクリプトを書いてデバッグすると、内容が文字化けして動作しない場合があります。これはVS Codeの標準文字コードがUTF-8なのに対し、Powershellが実行する際にはBOM付きUTF-8で実行されるのが原因のようです。

Microsoftも問題を認識しているらしく、VS CodeとPowershellの文字コードに関してだけの情報を指南してくれています。

VS Code と PowerShell でのファイルのエンコードの概要

[Microsoft Learn]

これによると、

主に Windows アプリケーションと Windows PowerShell を使用している場合は、BOM ありの UTF-8 または UTF-16 のようなエンコードをお勧めします。

ということなのでやはりBOM付きUTF-8でスクリプトを出力するのが良さそうです。上記リンクのドキュメントにあるとおり、VS Codeの標準エンコードをBOM付きUTF-8にしてしまうのが最も確実ではないかと思います。

VS Codeで他の言語も扱うので一律BOM付きUTF-8になってしまうと困るという場合は、出力したスクリプトを一旦サクラエディタ等のテキストエディタで開き、BOM付きUTF-8にエンコードして保存するのがわかりやすくていいのではないかと思います。VS Codeの設定は少々複雑な感じもあるので、VS Codeを極力シンプルな状態で使いたいという場合はこの方法が良いのではないかと思います。

NDC書誌分類

昔から地理や地誌に興味があるので国立国会図書館デジタルコレクションでも地図を探すことが多いです。国立国会図書館デジタルコレクションは強力な全文検索機能があるのですが、強力すぎる故に”地図”のような一般的な単語を検索すると膨大な資料が候補として挙がってきてしまいます。

そこで役に立つのが”NDC書誌分類”という図書館資料の分類法です。これは資料の主題に応じて10進数の数字で分類をするものです。国立国会図書館デジタルコレクションの本にはいずれもNDC書誌分類がついています。

例えば以前エントリで紹介した

長野都市計畫圖 街路・地域・公園・飛行場

[国立国会図書館・閲覧には要登録]

はNDC分類では518.8となっています。

これは先頭の5が”技術”、次の1が建設工学・土木工学、次の8が衛生工学・都市工学、最後の8が都市計画を示します。というわけで、上のリンクの資料と同様にNDC分類518.8で検索をすればかなり絞り込んだ状態から検索をスタートできます。

NDC書誌分類についてはWebで検索すると各地の図書館が分類表を公開してくれているので、これらを参考にしてみるといいと思います。

実際にNDC分類が518.8の本で検索をかけると調査報告書のような資料も一緒に出てくるので、この中からタイトルに”図”というフレーズを含む資料を検索して絞り込むと都市計画図を中心とした結果にたどり着くことができます。

気に入った本が見つかった場合はNDC分類を頼りに同じ、または近い主題の本を検索すると意外な面白い本が発見できそうな気がしています。

カナモト食品 しそキムチ

珍しい地元産原料を使用したキムチを見つけました。

製造元は東御市にあるカナモト食品という会社で、この製品以外にもノーマル版であるこだわりキムチと辛い版である辛キムチを作っているそうです。この製品はしその風味がついているバージョンとなっています。

原料の白菜は蓼科山山麓の長者原にある自社農場で生産されたものを使用し、唐辛子は韓国から直輸入したものを使用というこだわりのレシピで製造しているということです。

しそキムチというものを食べたことがなかったのでどういう味なのか想像がつきませんでしたが、割と味は薄めでサクサク食べられる感じのキムチでした。

しそは細かく刻んだものがたくさん入っています。

しそに関しては細かく刻まれたものが結構たくさん入っており、しっかり目にしその風味が感じられるものでした。辛さは控えめでしその風味を主役に据えた印象を受けました。

なんとなく物珍しさでしそキムチを選択してしまいましたが、おいしかったのでノーマル版の方も気になります。また見かけたら購入してみたいと思います。

【国会図書館】上田歴史地図 : 上田市・小県郡 (長野県の歴史地図シリーズ1)

国会図書館で資料探しをしていたところローカルな古地図本を発見しました。

上田歴史地図 : 上田市・小県郡 (長野県の歴史地図シリーズ1)

[国立国会図書館デジタルコレクション]

タイトル通り上田市街地の歴史的な地図を集成したものです。江戸時代のものが全体の半分ほど、明治以降の近代のものがもう半分ほどという感じです。出版されたのは1983年ということです。出版元は松本市にあった郷土出版社という出版社で、2016年に廃業してしまっているということでした。

上田市街地周辺というテーマを絞って多数の地図が掲載されているため、地図をそれぞれ単独で見ても面白いですし、時代ごとの変化を見るのも面白いです。

収録されている地図の大半は地図というよりは案内図的な側面が強いもので、測量的な精度があるものではありません。逆にそのために地図ごとに異なる主題が読み取れるので、地図の発行目的や当時の時代背景などを考えながら見てみると面白いと思います。

タイトルから見るにシリーズものとして続刊を予定していたのかもしれませんが、Web上で調べる限りは1巻の上田市街地編しか刊行されなかったようなのが残念です。

wahoo SPEEDセンサーのタイヤ周長設定を自動的に行う

自転車用のスピードセンサーとしてwahooのスピードセンサーを使用しています。これは前後どちらかのハブ軸に取り付けることによって角度の変化により回転数を検出してくれるというものです。

センサーが取得できるのは車輪の回転数だけなので、別途タイヤの周長を設定する必要があります。センサーのみの運用であればスマートフォン用のwahooアプリで設定することになります。

趣味で自転車に乗っている人なら設定を迷わないと思いますが、いかんせんタイヤの規格が多いので大変です。また、私のように時々車輪径の違う自転車で使うこともある場合はそのたびに設定変更が必要なので大変です。

センサー単体だとこんな感じで少々面倒なのですが、ELEMNTサイクルコンピューターとセットで運用するとこの設定が自動でできます。スマートフォン用のELEMNTアプリを使い、タイヤ周長を自動設定にしておくとセンサー側でタイヤ周長を自動的に検出してくれます。

当然ながら前提条件として、ELEMNTとwahooスピードセンサーがペアリングされている必要があります。

仕組みとしてはセンサーの回転数とELEMNTサイクルコンピューターのGPSで取得した速度を比較して、計算で導出したタイヤ周長を設定するというもののようです。そのため、ホイール径の違う自転車に乗せ替えると最初の100mくらいは校正中のためか正しくない速度になります。

載せ替えのたびに設定し直すのも大変なので地味に助かっている機能です。

2026年春以降に大糸線の信濃大町駅と白馬駅でSuicaが利用可能に

2025年3月に長野県内でSuicaが使える駅が増え、大糸線では北松本-穂高駅間が新たにSuicaエリアに加わりました。

来年春予定ということですが、大糸線の信濃大町駅と白馬駅でもSuicaが利用できるようになるそうです。

大糸線における Suica ご利用駅の追加について

[JR東日本Webサイト] ※PDFのニュースリリースが開きます

この2駅は特に観光需要が多い駅ということでスポット的にSuicaを利用可能にするそうです。

首都圏からこれらの駅に鉄道でアクセスする場合は松本まで特急あずさで来て、そこから大糸線に乗り換える経路を採用することになると思います。

特急あずさのきっぷはえきねっとチケットレスが使えるので、乗車券と特急券はSuicaに紐付けて購入することが多いと思います。信濃大町や白馬でSuicaが利用可能になると、松本からの乗り越し分がそのままSuicaで決済できて便利そうです。

交通系ICのエリアは基本的に面的に拡大するものとばかり思っていたので、この発表は意外に感じました。

三つ葉とごまのソース

味噌汁の浮き実として三つ葉を買ったのですがちょっと余ってしまいました。使い道がすぐ思いつかなかったので醤油・練りごまと合わせてブレンダーにかけてソースのようにしてみました。

ブレンダーはミキサーではないので三つ葉がちゃんと細かくなるか心配でしたが、かなり細かく刻んでソースにすることができました。どちらかというと作った量が少なかったためにブレンダーの刃がかかりにくかったことのほうが問題でした。

チキンピカタを作ったのでそれ用のソースとしておいしくいただけました。柔らかいものであればブレンダーで刻んでペースト状にすることができるようです。ある程度まとまった量がないとブレンダーが機能しないので、その点は注意が必要そうです。

タルタルーガ Type Sでのツーリング

普段は日常的な移動や輪行ツーリングを中心に運用されているタルタルーガを久しぶりに通常の自転車ツーリングに投入してみました。5時間くらい乗ってみましたが今までなんとなく車両に対して持っていたイメージが少々変わりました。

なんとなく疲れやすいような気がする問題が解決

今まで普段乗っている700cのロードバイクに比べてタルタルーガの場合はちょっと疲れやすいのではないかという気がしていましたが、改めてまとまった時間乗ってみると700cのロードバイクと全く同等の走行性能を発揮させようとした結果疲れている可能性が高いことが分かりました。

どちらかというと自分の身体で感じる負荷や心拍数などの情報を元にそれほど頑張りすぎない位に調整しながら走ると効率の良い走行ができるように感じました。

抑えめに走れば楽というのは当たり前の話ではあるのですが、なんとなく普段の自転車の感覚が身体に染みついているので、それは一旦忘れて乗るのが重要に感じました。

後輪のブレーキが効きにくい感じがする

今回はまとまった下り坂のあるルートを走行してみました。今まであまりに気になりませんでしたが、後輪のブレーキが普段のロードバイクに比べると効きにくい感じがしました。ちゃんと強く握ればしっかり効くので、ブレーキに関しても普段の自転車の感覚を忘れておく必要がありそうに思いました。

あまり効かないというのは問題があるように感じますが、裏を返せば効きが調整しやすいという面もあるのでこれはこれで味だと思いました。

ダンシング時は後ろ荷重が良い?

かねてからよく分からなかったダンシング(立ちこぎ)時の重心の置き方なのですが、気持ち後ろ寄りに重心を置くと安定感があるように思いました。フレームの性質によるものなのかもしれませんが前掛かりにダンシングしてしまうと少々不安定な印象を受けました。

ボトルの装備場所に困る

今回はタルタルーガからリアキャリアを外してFairweatherの巨大サドルバッグを装備していきました。タルタルーガにはボトルケージを装備できる場所が2カ所あります。1つはトップチューブ下、もう1つは一般的なダウンチューブです。

このうちダウンチューブは輪行時に使用するハンドルアダプターがあるので利用できません。トップチューブ下しか残っていないのですが、トップチューブ下にボトルをつけるとペダリング時に膝で蹴ってしまいそうに思います。

今回は仕方なくサドルバッグに放り込んで走りましたが、できれば走行中に取れる場所にあるのが望ましいように思います。何かいい方法を考えたいと思います。

頑張りすぎないのが重要?

私が非力すぎるのが良くないのかもしれませんが、無理せずほどほどの力で走れば時間はかかれどまとまった時間のツーリングも普通にこなせることが分かりました。たまには通常のツーリングにタルタルーガを投入するのも良さそうに思います。