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東隧道

用事があって横浜方面に出かけた際に、偶然古そうなトンネルを発見しました。近くでよく見てみると銘板がついており、土木遺産であることが分かりました。

坑口部分はちょっとレトロさを感じるデザインです。
現代の道路トンネルとしては少々狭めです。
これは後から作ったのかもしれませんが、退避用のスペースがあります。

銘板の説明によれば関東大震災後に水道管を復旧する際に水道管のために作られたトンネルで、道路部分は併用としておまけ的に作られたもののようです。

現在はこのトンネルがある山の上に墓地や病院などが立地しており、このトンネルはそれらへのアクセス路として活躍しています。

長野県道158号

地図を見ていると菅平付近に分断されている県道があるようだったので、菅平高原側を見に行ってみました。

長野県道158号という路線で、区間としては菅平高原から上田市真田町を結んでいるようです。ところが途中の区間には現道がないらしく、分断された路線になっています。

菅平高原側から見るとこのように急勾配の道路が山中に向かって延びていっているのですが、どうも分断されている区間は未舗装の作業用林道のような路線になっているようです。

菅平高原へのアクセスも長野市や須坂市からなら国道406号、上田市からなら国道144号→国道406号と安全なルートがあるので、今後この分断区間が開通することはなさそうに思えます。

ただこういった県道は元々の線形が歴史的な街道筋だったりする場合もあるので、何かのいわれのあるルートではないかなど、少々興味を引きます。

国道406号須坂市仙仁の旧道区間

長野市街から須坂を経て菅平方面に向かう国道406号の途中に旧道がそのまま残っている区間があります。

住所では須坂市仁礼というそうなのですが、より細かいスケールの地名では仙仁というようです。

中央線があるあたりにかつての本線だった雰囲気を感じます。
地名の読みは”せに”と読むようです。

昔の航空写真で見てみると、確かにこの区間が本線だったことが確認できます。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

青い線がおおよその現在の本線です。かなり直線的な線形に改良されていることが良く分かります。

仙仁地区はなかなか風景の美しい地域でした。

長野県道34号(菅平側)

長野市の中心部から菅平に向かう際は須坂を経由する国道406号を使うのが一般的です。一応それ以外のルートとして県道34号長野菅平線という路線もあります。

この路線なのですがここ数年ずっと工事中でほとんど通行ができませんでした。2023年の夏頃から土休日限定で通行可能になっているようです。

これは菅平側の入口です。
入口からして少々普通の道ではなさそうな雰囲気が漂っています。

短距離ルートではあるもののそれ故に勾配が全体的に急で、路線の大半がつづら折れというかなり難路のようです。下りだけなら大丈夫かなとも思いましたが、途中の工事は続行中らしかったので通常通り国道406号の方で菅平を降りました。

一応長野市街までの距離は短いというメリットがあります。

長野市大岡支所付近の道路改良

聖山の西半分をぐるっと回る県道12号の一部がかなり大きく改良されていました。

写真左奥が旧道です。新道は右に急なカーブになっています。

場所としては長野市大岡支所の近くです。この区間は沢があり、沢を橋で横断する関係上コの字型の横断線形になっていました。道路をできるだけ山に寄せることで橋の延長を短くしていたのではないかと思います。

新道と旧道の分岐点です。

新道も新しくなったとは言え相当急なカーブなのですが、旧道はそもそも道幅がそんなに広くない上に直角に近いカーブが2連続であります。自転車だとそんなに気になりませんが、四輪車だと結構な難所ではないかと思います。

旧道側から新道を見てみました。

しかし今回立派な橋が新たに架かったことで、1回のカーブで抜けられるようになりました。すれ違いも問題なくできるので大きな改良になっているのではないかと思います。

橋は鋼製と思われますが、橋桁部分も鋼管製のようです。鋼管であればこういった山間部でも設置はしやすいと思いますし、コンクリート製に比べて大掛かりにならないので良さそうに見えます。こういった新しい工法が登場したからこそ今回改良できたのかもしれません。

沢はちなみに樋之口沢というそうです。

飯綱東高原

暑い日が続くので自転車の目的地も割と標高の高いところになりがちです。朝のうちに高いところに登って、本格的に暑くなる頃にはほとんど帰途についているというルート設計をすると夏場でもなんとか走れます。

いくつかある夏向けコースの中でもよく出かけるのが飯綱東高原です。飯縄山を一周できる道路の南東方向で、私は黒姫方面から台座法師池方面に走るのが好きです。時計の針で言うとおおよそ3時-5時の区間です。

標高差が250mくらいあり、全体としては8%くらいの厳しめの区間と緩勾配の区間が交互に登場します。100mごとの勾配分布グラフはこのようになります。

特に前半が厳しめであることが分かります。幸いにして道路は全体的に涼しい林間の道なので、夏場に登るにはもってこいです。部分的に路面状況が悪いところがあり、勾配の厳しさと相まって余計に登りが苦しく感じるところもあります。

飯縄山を一周する形で道路があるので、一周して見るのも良いですし、または北半分だけ、南半分だけなど部分的にルートに組み込んで楽しむこともできます。

浅川ループラインとの分岐点です。左折すると長野市街に降りられます。
特にマンホールの周辺などは穴が開いているところが多いので要注意です。

小岩嶽洞門(長野県道31号)の舗装リニューアル

オリンピック道路の通称で知られる長野県道31号を通ったところ、途中の舗装が新しくなっていることに気がつきました。

洞門の区間だけ舗装が黒々としています。

小岩嶽洞門というロックシェッドで、長野市街から白馬村方面に向かうと道の駅ぽかぽかランド美麻の手前にあたります。

元々この区間は舗装にグルービング加工(進行方向に沿った溝加工)がされていたのですが、部分的に舗装が劣化して走りにくい状態になっていました。そこで通常のアスファルト舗装で打ち替えたものと思われます。

この前後の区間もグルービングになっているのですが、ロードバイクの細いタイヤだと時々ハンドルを取られるのでヒヤッとすることがあります。通常舗装としてリニューアルしてくれるのは安心できます。

松代バイパス自転車道の縁石

長野県道35号松代バイパスには総延長3kmほどの自転車道が並行しています。以前1度走行してエントリにまとめました。

最近久々に通行してみたところ、自転車道と車道が交差するところの縁石が削られて路面がフラットになっており、非常に走りやすくなっていました。

この自転車道は10ヶ所以上の交差点があるので、その度に縁石の段差をうまく乗り越える必要があるのでその点が少々難でした。エアボリュームのある自転車ならまだ少しは楽かもしれませんが、ロードバイクのような空気の量が少なく、高圧に充填するタイプの自転車だと衝撃が大きく大変でした。

拡大するとこんな感じになっていて、供用開始時点では縁石ありの状態だったものを後から削ったことが分かります。何らかの要望が寄せられて作業をしてくださったのかもしれませんが、この改修により非常に走りやすくなりました。

国道19号山清路付近の道路改良

以前から国道19号の山清路付近で橋りょうやトンネルの建設が進んでいましたが、先日久々に付近を通ったところトンネルが1つほぼ完成しているようでした。

正式には東広津地区改良工事という名称だそうです。
舗装はこれからですが完成は近そうに見えます。

切り立った岩山のような地形が続く山清路区間をトンネルでほぼ一直線に通過するという大規模な改良になるようです。完成はいつになるのか分かりませんが、長野-松本間の国道19号の中でも特に規模の大きい改良になるようです。

トンネルの反対側も工事が進んでいました。

OSMだと点線で予想線形が入っています。

長野県道177号

前から気になっていた長野県道177号を部分的に自転車で走行してみました。長野県道177号は別所温泉と鹿教湯温泉の間を結んでいる県道です。今回は沢山池というダム湖の脇を通る道で山を登り、野倉という地区で県道177号に合流して県道12号の分岐点までを走ってみました。

コースプロフィールはこのような感じで、最初の5kmほどは平均して7.5%程度の勾配が続きます。最後の区間は山肌に沿って小さいアップダウンを繰り返しながら走行していきます。

道路の状況は全体的に林道並みの規格となっていて、自転車であっても対向車と遭遇した場合は乗車したまますれ違うのは難しそうです。ほとんど車は通らない道のように思いますが、自転車が走っているのは予想外だと思うので警戒しておく必要があります。

全体的にはこんな感じの道路です。
こちらは県道12号ですが、頂上付近は規格が良くありません。

路面状況は5段階評価で言うなら2というところです。きれいな区間も多いのですが、部分的に未舗装路に還りつつあるような区間が点在しているのでパンクや落車には十分注意が必要だと思います。

サイクリングやツーリングと言うよりは”探検”と言った方が適切な路線ではありますが、経路は非常に興味深いものがあります。

冬季は通行止めがあるようです。
一応ルートとしては色々な地域に通じています。