感想なんかも含めて使った工具類です。
振れ取り台:MINOURA FT-1 COMBO
ローラー台やボトルケージでおなじみミノウラの振れ取り台です。
ホイールをセットして回転させ、赤い爪に接触しなくなるようにスポークを調整します。
赤い爪の間隔を狭めていくとだんだん左右の振れが収束していくという仕組みです。
縦方向の振れももちろんチェック可能で、その場合は赤い爪の間にある棒を立てて使います。
赤い爪は左右均等に狭めたり広げたりできるように見えますが、ハブがリムのセンターに来ているかどうかは作業中に定期的なチェックが必要です。
チェック用のホイールセンターゲージがセットになっています。
1万円弱程度で調達可能なホームメカニック向けのエントリークラスの商品ですが、特に問題なく使えたのでいい製品だと思います。
台自体が割合軽量なのでちょっと安定感がないことが難でしょうか。
ニップル回し:Parktool SW-0C
スポークをリム側から引っ張るニップルを回す道具です。3面でニップルを保持して回します。
3面なのでニップル側面をなめたりするかな?という心配がありましたが特に問題ありませんでした。
握りやすくて便利です。
スポークテンションメーター:Parktool TM-1
今回最大の面白工具はこれだと思っています。スポークを3点で挟んで張り具合を測ってくれる道具です。
すべてのスポークがきっちり均等なテンションにはなかなかならないようですが、特定の1本がやたらにハイテンションだったり緩かったりすると問題なのだそうです。
ので、全体をチェックするのに使いました。
ばねの反発力でスポークを挟むので、何本も連続でチェックしていると手が疲れてきます。握力が強くなりそうです。
構造は単純ですがお値段は大体7-8千円とちょっと割高感があります。
ただプロ用のテンションメーターはもっと高価なのでTM-1でも安いと言えるのかもしれません。