COMPUTEXなどで予告されていましたがついに登場です。
GeForce GTX 970に真っ向から対抗するRadeon RX 480の詳細~高いDirectX 12性能と2パスビデオエンコーダ搭載
期待のアッパーミドル「Radeon RX 480」をテスト
[PC Watch]
スペック的にはGTX970と競合するくらいの性能になっています。価格的にもちょうどいい勝負というところですが、GTX970は今後安くなってくるでしょうし、状況は変わってくるかもしれません。しかしながら、”3万円くらいで十分な性能”といった印象のVGAに仕上がっています。
今回のカードからGCNは第4世代のPolarisになっており、特にタスクのスケジューリングは専用のハードウェアを搭載することで強化が図られているそうです。今までも描画タスクとGPGPUタスクを効率よく走らせる、というのはAMDが訴求してきたところですが、最近はOculus RiftなどのVR機器の登場で、一般の消費者にもメリットが感じられそうな気配が出てきました。
その他、電力効率の向上については、最近のAPUに搭載されている電圧とクロックを最適な状態でコントロールする技術や、電源ユニットからカードに送られている電圧を検証して、最適な電圧での動作を行う技術なども盛り込まれているそうです。
この電圧をカード側でコントロールできる技術というのは大変興味深いものです。省電力にも貢献しそうですし、長年使って定格電圧で安定動作しないカードの安定性にも寄与するようだと重宝しそうです。
うちは水冷化したR9 270Xにそこまでの不満はないので乗り換え予定はないですが、この辺の価格帯が充実してくれるのは一消費者目線で見て非常にありがたいことです。