山陽・山陰の鉄道旅行(5)

豊岡駅から京丹後鉄道に乗って西舞鶴駅に向かいます。

この日の行程ではこの豊岡駅の乗り換えと最後の敦賀駅の乗り換えのみが唯一余裕のあるタイミングだったので、豊岡駅東口にある”さとう”というスーパーでおにぎりなどを買い込んで優雅に昼食としました。

さとうの店内も見て回りましたが、お惣菜コーナーになんとなくお好み焼きやとん平焼きなどいわゆる”粉物”が多いように感じました。近畿地方ゆえなのかもしれません。

豊岡駅-西舞鶴駅

京丹後鉄道は1時間に1本程度列車の設定があり、大半が西舞鶴までの運転となっています。途中の網野駅始発の列車もあるので、利用しやすい印象です。

車両はKTR700形という気動車で、偶然にも丹鉄サイクルトレインというラッピング車両でした。この車両は車内に4台まで自転車をそのまま乗せることができるというサイクルトレイン専用のラッピング車両ということでした。車内には自転車積み込みスペースが床に明示されており、わかりやすい仕様に感じました。

西舞鶴までは2時間少々の乗車となりましたが、京丹後鉄道は非常に乗り心地が良くあまり疲れませんでした。車両整備や保線などがしっかりしているのだと思います。KTR700形は進行方向右側の前方に座っていると意外に前面の見通しが良く、ロングシート車ながら展望車のような感じで風景も楽しめました。

西舞鶴駅-東舞鶴駅

西舞鶴駅に到着後、東舞鶴に向かう列車は4分後に設定されていました。JRとの乗り継ぎが考慮されているダイヤになっているのも今回感心した点です。ほぼ待つこともなく東舞鶴駅に向かうことができました。

東舞鶴駅-敦賀駅

東舞鶴駅からは小浜線に乗って敦賀駅を目指します。2日目では数少ない電化区間です。東舞鶴駅はきれいな高架駅で、舞鶴港もあるからか多くの旅客で賑わっていました。

ここから小浜線に乗りましたが、小浜線に乗る人はそれほど多くないようで、多くの人は舞鶴線で京都方面から舞鶴へやってきているようでした。

小浜線は国道27号に沿って敦賀に向かっていくので、車窓からは国道沿いの街の様子が継続して観察できます。知らない地域の町並みを見るのは大好きなので、車窓からの町並み観察を楽しめました。

敦賀駅-長野駅

2024年の3月に新幹線駅が開業した敦賀駅に到着しました。在来線ホームからは要塞にも例えられる巨大な新幹線駅が見えます。乗り換えに余裕があったので在来線ホームも含めて駅構内を探検しました。

乗り換えに時間がかかるということが話題でしたが、実際に歩いてみる限りではそれほど遠い感じはしませんでした。ただ、高さがあって構造が少々複雑なので、慣れていないと迷いそうな感じはしました。それもあってかかなり多めに警備員の方が配置されていました。

ちょっとあわてたのが食料の問題です。何となく新幹線の改札に入ってから駅ナカ的なところで何か食べようと思っていたのですが、新幹線改札の中には飲食店や売店がありませんでした。

どうしようかと思いましたが、構内を探検していると11・12番線のホーム上に駅弁の自販機を発見しました。ありがたく越前かにめしを購入させていただき、駅弁を堪能しつつ帰途につきました。

もう時間帯的には夜だったので、北陸新幹線の敦賀-金沢間の車窓については良く分かりませんでしたが、長野までは正味2時間くらいで到着し、速達性はさすがと感じました。

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