今回ホイール組みに挑戦するにあたって、一応分からないなりにどういうホイールを作るか考える必要はあるかと思いました。
で、日ごろの用途から考えてあまりレース向きなものを作っても仕方ないと思ったのでとりあえずは0発進で力を使わずに済むものにしようと思いました。
これはリムを軽いものにすれば実現するようなのでそこを中心に考えることにしました。
組み方は最初から凝ってもしょうがないだろうと思ったのでイタリアン6本組みを選択しました。
リム:MAVIC Reflex(32H)
ご存じMAVICさんのチューブラー用リムです。実測で400g前後と確かに大変軽量でした。
リムの精度も優秀で、初めて作ったにもかかわらず振れ取りは楽でした。
カラーは黒が良かったのですが、シルバーとC/DというカラーしかなかったのでC/Dを選択。
よく言うガンメタリック的なグレーです。
うちのオニキスさんは元の色が白/シルバーグレーなので装着するといよいよ地味になるだけなのですが、派手なロードバイクに装備するとちょっと違和感あるかもしれません。
ハブ:TNIエボリューション
比較的安価で軽量なハブです。今回は32Hで組んでいますがホール数のバリエーションがいろいろあるので手組みの強い味方なのかもしれません。
気になる?ラチェット音ですが割とこもった感じの「ジィィィー」という音です。結構静かだと思います。
スポーク:DT コンペティション2.0/1.8
スポークは2.0径だと32本もあるしさすがにごつすぎるかなあと思い2.0/1.8のバテッドスポークにしました。
端から中央に向かって径が細くなっているのですが見た目では全然分かりません。
ゲージで計ってみると確かにそのようになっています。
ニップルはスポーク購入時に付属の同社製ブラスニップルを使いました。外周の重さにこだわるならアルミ製を選択してもいい気がしますが不安だったので今回はパスしました。
教本:ロードバイクの科学(著:ふじいのりあき) サイクルメンテナンス ホイール組みの達人
教科書としてはこちらの書籍とDVDを参考にしました。ロードバイクの科学の方は巻末にホイール組みのコンテンツがあり、スポーク長計算の原理やテンションの設定、トルクのかかり方など教科書っぽい内容から実際の組み方まで詳しく解説されています。勉強になります。
一方のホイール組みの達人のDVDは実践向けの内容で、材料や工具を揃えるところから作業工程を全部トレースしてくれます。
特に工具についてはホームメカニック向けのもので実演してくれている点ややらかしやすいミスを具体的に注意してくれるのがいいところです。動画なので作業がわかりやすく、わからなくても何回も見直せるのがいいですね。