警視庁の不正送金ウイルスを無力化する取り組み

脆弱性情報やセキュリティ周りの情報は心配なので何かと目を通していますが、興味深いニュースがありました。

不正送金ウイルス感染端末が国内に4万4000台、警視庁が特定、リモートで“無力化”!?
名付けて「ネットバンキングウイルス無力化作戦」、利用者に駆除依頼も

[Internet Watch]

記事内でも触れられていますが、ウイルス感染した端末に駆除以来の通知を出すのみならず、ウイルス自体を警視庁からリモートで無力化するというのがポイントのようです。
犯人に対する送金を発生させないようにし、活動を制限していく効果が期待できそうです。

技術的に詳しくは明らかにできないとしながらも、リモートで感染PCのウイルスを無力化するというのは大胆な取り組みに思えます。
法的な障害はもちろんクリアした上での取り組みなんだと思いますが、このくらい思い切ったことをしないと効果がないものなのかもしれません。

うちにもたまにフィッシングと思われる銀行をかたるメールが来ますが、最近のこの手のメールやサイトは手が込んでいてぼやっとしているとだまされそうです。
(一昔前は日本語がちょっとおかしかったり変な漢字が混ざっていたりしてすぐ分かったものですが)
ネットバンキングは便利ですが、こういった危険があることも改めて認識しておきたいところです。

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