阿部倉の謎のトンネル再調査

気になっていた横須賀市阿部倉にあるトンネルらしき地点にまた行ってきました。今回はトンネルの上側に行ってみて、果たしてこの構造物が何なのかを確認してみました。

東側の住宅街の中に道があったので登ってみると、2ヶ所道路上から構造物を見られるポイントがありました。

160318_01160318_02こちらが1つ目です。橋のような構造になっています。

160318_03そしてもう少し上に2つ目のポイントがあるのですが、たどり着くためにはこの25%近い坂を登らなくてはなりません。三浦半島にはこういう瞬間的に強烈な坂があります。

160318_042つ目からの写真です。こちらは橋ではなく、トンネルのある山の上といった感じです。

160318_06なぜかベンチが設置されています。

160318_05阿部倉トンネル側はこんな感じです。

160318_07地面に円形のコンクリートのようなものが見えます。恐らくですが、この構造物の側面の柱のようなものは装飾ではなく、本当に鉄筋コンクリートの円柱が連続して打ち込まれているのではないかと思います。円柱を並べることで壁の役割をしているように思えます。160318_08

ここで例によって古い航空写真を国土地理院の閲覧システムからダウンロードしてきました。1977年当時のものです。

160318_09[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]
現在の道路を大ざっぱに色塗りしてみると、こんな感じになるのではないかと思います。畑や荒れ地の上に道路ができたのではなく、住宅地を貫通するような形で道路が通ったことが推測できます。

この特殊な構造になった理由は恐らく、”本当だったら切通しにしたいところを、道路用地に必要な幅を節約したかったから”なのではないでしょうか。

高速道路なんかでよく切通しになっている区間がありますが、切通しにするとどうしても道路の左右に法面が必要になります。法面は斜面なので、その分幅が必要になります。この道路は住宅地を貫通しているので、必要幅を極力少なくするような形が採用されたのではないでしょうか。

この阿部倉のトンネルのように山を垂直にカットしてコンクリートの柱を打ち込めば、幅は最低限で済みます。ただ、垂直にした分崩れるリスクがあるので、補強のために骨組みのような構造を採用しているのではないかと思います。

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