月別アーカイブ: 2023年8月

GpartedによるHDDの修復

データが読み出せなくなってしまったというHDDをダメ元で良いので復旧できるか試してみてほしいということでお預かりしました。確かにWindowsで読み込もうとするとデバイスマネージャーでは認識するのですが、未フォーマットのボリュームとして認識され、データにはアクセスできないようでした。

一応認識はするのでUbuntuを搭載したPCに接続し、Gpartedというパーティション管理ツールで修復ができないか試してみました。

GNOME Partition Editor

[gparted.org]

GpartedはGUIツールなのでLinuxに慣れていない場合でも使いやすく、”Attempting Data Rescue”というデータ救出の機能があるので、これが手軽に使えます。

試してみたところ最初はUbuntuでもマウントできなかったHDDが無事にマウントできるようになりました。一部データに破損があったので100%完全にデータを救えませんでしたが、大部分は回収して別のストレージに移すことができました。

Windows環境ではどうしようもなさそうに感じるストレージの故障も、Linuxを使うと意外にどうにかなることがあります。困った時には結構助けられています。

RX7600搭載後のDavinci Resolveによるエンコード速度

Radeon RX7600にVGAを換装してから初めてDavinci Resolveによるエンコードを行ってみたところ、だいぶ高速になったので驚いています。

前のVGAがRadeon RX570Xという2017年のものだったので比べてみれば速くなるのは当然かもしれません。従来私のPCでは1080pの動画をエンコードするのにおおよそ90フレーム/秒の速度で実行できていました。

これでも第一世代のRyzen機に比べると1.5倍くらいの能力になったので当時としてはとても驚きました。それが現在の環境ではおおよそ140フレーム/秒くらいの速度で実行できるので、更にもう1.5倍くらい高速化が図られたことになります。

多少の浮き沈みはありますがおおよそ140フレームくらいで処理が進みます。

例えば10分の動画をエンコードする場合でも以下のような差異になります。

  • 2世代前(Ryzen5 1600X + Radeon RX570X):約10分
  • 1世代前(Ryzen7 5800X + Radeon RX570X):約6分40秒
  • 現世代(Ryzen7 5800X + Radeon RX7600):約4分20秒

そもそもGeforceに対してあまりメジャーではないRadeonですし、その上でRX7600は割とお買い得なグレードの製品ではありますが、さすがに6年前の製品と比べるとかなりの性能向上が感じられます。

国道117号(飯山市栄村境界-横倉トンネル) ロードバイク車載映像

飯山市から栄村まで千曲川左岸沿いを走った様子を撮影した動画の続きを投稿しました。

ここまでは長野県道408号を使って走行してきたのですが、長野県道408号は一旦国道117号と合流し、部分的に重複した後に千曲川右岸側に向かって延びていきます。そのため今回は国道117号をそのまま走行して栄村方面に向かっています。

長野県道408号を引き続き走るルートも面白いのですが、国道117号に合流した後にわずかに飯山市方面に戻ることになるのでちょっと損をした気分になります。国道117号は片側1車線でそれほど広いわけではないですが、そこまで交通量も多くないので比較的走りやすい部類の路線だと思います。

動画の説明にもありますが、栄村中心部に向かう際に2本トンネルが控えているので、それを回避するルートを採用して飯山線の森宮野原駅に向かっていきます。

Davinci Resolveで文字のストロークが正常に表示できない問題

久々にDavinci Resolveを使って動画の編集をしていたところ、標題の通り字幕を入れる時にトラブルが生じました。

動画に字幕を入れる時に、見やすくするためにストローク(いわゆる縁取り)を入れることが多くあります。今回ストロークを入れたところ、縁取りがフォントの部品ごとに入ってしまい、思っていたのと違う表現になってしまいました。

環境はDavinci Resolve18.5、使用フォントはM PLUS2です。

こんな感じで縁取りがフォント内部にめり込んだような表現になってしまいます。

原因は不明ですが、字幕を入れる際に使うエフェクトを従来使っていた”テキスト”から”Text+”にしてみたところこの問題は発生しなかったので、Text+を使うことにしました。

”テキスト”に比べて”Text+”は設定項目が豊富でちょっと難しい感じがするのですが、こればかりは仕方ないのでText+を使ったワークフローに慣れていきたいと思います。

Windows Powershell ISEがサポートするのはv5.1まで

先日Powershellの開発環境について調べ物をしていたところ、標題の通りPowershell ISEがサポートしているのはv5.1までであることが公式ドキュメントから分かりました。

Windows PowerShell ISE

[Microsoft Learn]

Powershell ISEはWindowsに最初から入っているので気軽に使えて良かったのですが、最新のPowershellには対応していないということです。

また、このことからMicrosoftとしてはPowershell ISEをアクティブな機能開発の対象でないと位置づけているそうです。サポート終了というわけではないようですが、引退が迫っているような状況のようです。

代替としての標準的な開発環境は VS CodeとPowershell用拡張機能の組み合わせということです。確かにVS Codeは非常に高機能ですし、昔のVisual Studioなどと比べても簡単に導入できるようになったのでこちらがメインになるというのも納得です。

オーブンによる野菜の焼きびたし

暑いのであまり火を使う料理をしたくないのですが、夏場は夏の野菜がおいしい時期でもあるので少々困っていました。

自宅のオーブンレンジ(パナソニックNE-BS658-K)にはプリセットの料理集が内蔵されていて、その中に焼き野菜を含むものがあったのでこのレシピを応用して野菜の焼きびたしを作ってみることにしました。

使うレシピはNo.4の”さけのカラフルグリル”です。実際には鮭の切り身と野菜を一緒に焼く料理なのですが、野菜だけでも可能です。調理時間は16分-18分というところです。

こんな感じで様々な野菜をまとめて焼けます。
熱いうちにつけ汁につけて冷ませばできあがりです。

オーブンで作ると火の番をしなくて済むのでとても楽です。

1点注意点があるとすれば、オーブン機能を使った後はしばらく庫内や機械そのものが熱いので電子レンジ機能が使えなくなってしまうことです。オーブンで1品作りつつ、続けて冷凍ご飯を温め…などと考えていると後続の温め調理が一切できずに詰む可能性があります。

そんなわけで、オーブンを使った料理をする場合は食事のかなり前か、あるいは食後に翌日分として準備するのが良いと思います。

長野市大岡支所付近の道路改良

聖山の西半分をぐるっと回る県道12号の一部がかなり大きく改良されていました。

写真左奥が旧道です。新道は右に急なカーブになっています。

場所としては長野市大岡支所の近くです。この区間は沢があり、沢を橋で横断する関係上コの字型の横断線形になっていました。道路をできるだけ山に寄せることで橋の延長を短くしていたのではないかと思います。

新道と旧道の分岐点です。

新道も新しくなったとは言え相当急なカーブなのですが、旧道はそもそも道幅がそんなに広くない上に直角に近いカーブが2連続であります。自転車だとそんなに気になりませんが、四輪車だと結構な難所ではないかと思います。

旧道側から新道を見てみました。

しかし今回立派な橋が新たに架かったことで、1回のカーブで抜けられるようになりました。すれ違いも問題なくできるので大きな改良になっているのではないかと思います。

橋は鋼製と思われますが、橋桁部分も鋼管製のようです。鋼管であればこういった山間部でも設置はしやすいと思いますし、コンクリート製に比べて大掛かりにならないので良さそうに見えます。こういった新しい工法が登場したからこそ今回改良できたのかもしれません。

沢はちなみに樋之口沢というそうです。

北信地域の酷暑に対応した自転車ツーリングルート

年々真夏の暑さは過酷になるばかりですが、やはり自転車には多少でも乗りたいのでルートを工夫してなんとか走るようにしています。

今までも輪行を利用して標高の高い清里を訪問したり、または自宅近辺であっても未明に出発して朝方にはもう帰宅するようなスケジュールでのツーリングをしてきました。

2023年の長野県北部の場合、感覚的には7:30くらいまではまだ何とか運動できるくらいの暑さに感じますが、そこからどんどんと気温が上がっていき9:30くらいから以降は正直激しい運動はしない方が良さそうな暑さになってしまいます。

そんなわけでルートと出発時刻それぞれを工夫し、早朝のうちにできるだけ標高の高いエリアに移動して、降りてきてそのまま帰宅という山登りオンリーのようなルートを今年は多く採用しています。

登るルートにも一工夫していて、できるだけ道路が日影になるようなルートを選択しています。割と風はカラッとしているので、直射日光に当たらなければ何とかしのげます。

これは飯綱高原に登る県道506号(浅川ループライン)ですが、このルートは暑さ対策としては採用しない方が良いと思います。
こういう道を登ると大変です。もっぱら夏場は下り専用で使っています。

登りが日影になるルート

県道36号(信濃町柏原・仁之倉-戸隠神社奥社):13.5km・平均勾配4.0%

後半に行くに従って勾配が緩くなるので気分的にも楽なルートです。交通量が多めです。

県道76号(長野市茂菅・頼朝山TN東-戸隠神社宝光社):18.9km・平均勾配4.1%

南側から戸隠に登っていくルートです。序盤の勾配が厳しいですが交通量は少ないのでその点がおすすめです。

Details

県道70号・395号(JR稲荷山駅付近-長野市大岡支所):19.9km・平均勾配3.6%

聖山を一周できるルートの北西部分です。アップダウンがありつつ徐々に標高を上げていくルートです。国道19号に降りると長野市や松本市方面に移動できます。

国道430号(ツルヤ稲荷山店-聖湖):11.8km・平均勾配5.2%

善光寺平から聖湖に向かうルートです。かなり木々の影が濃いので涼しさの点では一押しのルートです。

県道55号(千曲市上山田・女沢橋-坂上TN):7.4km・平均勾配5.7%

聖湖は通りませんが聖高原に登っていくルートです。交通量が少ないのが良いところです。聖高原から聖湖に登る場合は割と日なたの区間が多いので要注意です。

なんだか似たようなプロフィールのルートばかりですが、私が好きなルートなのでこんな感じになっています。暑い中を長距離走ってもそもそもあまり楽しくなさそうですし、単独行だと熱中症が命取りにもなりかねないのでこういった工夫でやり過ごしています。

OSのクリーンインストール

最近「Windows10や11であってもクリーンインストールをするとパフォーマンスが向上する」という話を耳にしたので、リフレッシュがてら久々に我が家のPCもOSをクリーンインストールしてみることにしました。

従来Windowsは使っていくうちに動きが遅くなるので、定期的にクリーンインストールするのが良いというノウハウが知られていました。

最近はあまりまめにクリーンインストールをしなくてもそれほどパフォーマンス低下が気になることはなかったのですが、やはり多少は影響があるようです。WindowsにはOSの初期化機能もありますが、初期化ではなくあくまでクリーンインストールが良いようです。

PCのスペック向上もあってOSを入れるところまでは30分もかからずに終わります。環境の復元も昨今はクラウドと同期することで復元できるものが多いですし、wingetなどの便利なコマンドも使えるようになりました。かつては1日仕事でしたが現在は半日もかからずに環境を復活させることができます。

肝心のパフォーマンス向上については”言われてみれば”くらいの向上度合いですが、今まで色々入れていたものが一旦きれいになったので気分的にはかなりすっきりしました。今後もリフレッシュ目的で時々クリーンインストールしてみるのが良さそうです。

綿半オリジナル 信州の香り(お線香)

お盆なのでお線香の紹介です。

パッケージの山は御嶽山だと思うのですが、立体印刷になっていて手が込んでいます。

長野県を中心に全国に展開している綿半というホームセンターのプライベートブランド商品です。お線香のプライベートブランドというのは珍しく感じます。

木のような感じの色です。

香りの主成分はヒノキで、長野県木曽地域のヒノキの端材を有効活用した製品ということです。香りはそれほど強くなく、部屋に残らないので効果の弱いお香感覚で活用させてもらっています。煙があまり出ないのも使い勝手の良いポイントです。

原料は木曽ヒノキ、タブノキの粉、炭の粉と天然原料のみで構成されているので優しい香りも納得です。