山陽・山陰の鉄道旅行(3)

新見駅-備後落合駅

新見駅からは芸備線で備後落合駅に向かうことにしました。備後落合駅は新見方面かならの芸備線、三次方面からの芸備線、そして奥出雲を経て宍道に向かう木次線の3方面の路線が乗り入れる駅ですが、いずれもローカル線ということもあって各路線とも1日3-5本しか列車の設定がありません。

14時過ぎに備後落合に到着した場合のみどの方面に対しても乗り換え可能ということだったので、今回はこの難しい乗り換えにチャレンジ(?)してみることにしました。

芸備線は急なカーブが多く、勾配のついている区間も多いせいか鉄道の運行はかなり大変そうでした。部分的に極端に速度を落として運転するような区間もありました。そんなわけで新見駅から1時間半ほど経過して備後落合駅に到着しました。

備後落合駅

備後落合駅では宍道方面へ向かう木次線への乗り換えになりました。乗り換え時間は20分ほどで、駅をそこまでゆっくりと見ている時間はありません。それでも、かつて使われていたという転車台など駅内の遺構を見ることができました。

転車台などの鉄道遺構です。
紫の帯の列車が三次方面、オレンジの帯の列車が新見方面に向かいます。

2024年の今でこそ備後落合始発となる木次線は1日に3本となっていますが、過去の時刻表を見ると急行なども含めて1日9本くらいの列車があった時期もあるようです。

備後落合駅-宍道駅

備後落合駅からは木次線で宍道駅まで約3時間の乗車となります。途中の名所は出雲坂根駅付近にあるスイッチバックで、備後落合方面から乗ってくると坂の途中で1回、出雲坂根駅に到着後にもう1回の合計2回の方向転換があります。スイッチバックであれば長野県内にも篠ノ井線の姨捨駅がありますが、2回も方向転換があるのは珍しいと思います。

列車はスイッチバックを過ぎて出雲横田駅に到着すると、通学する学生さんなどが乗り込んで地域交通路線の雰囲気になってきます。車庫のある木次駅などを経て、宍道駅に到着となります。

宍道駅-松江駅

宍道駅で山陰本線に乗り換えとなります。宍道駅は便によっては特急の停車もあるということでした。駅からは見えませんがシジミで有名な宍道湖はすぐ近くにあります。

木造の屋根がなんだか懐かしい雰囲気を出しています。
使われていないホームがちょっと気になります。

山陰本線の宍道駅-松江駅間は進行方向左手に宍道湖がすぐ近くに見えるので、車窓の風景はなかなか美しいと思いました。ちょうど夕暮れの時間帯だったのでそれも良かったと思います。

車内は都市部の通勤電車といった感じで、各駅で乗り降りする人が徐々に増えつつ松江に到着となりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

スパム対策のため、日本語が含まれないコメントは投稿できません。