北国街道旧川田宿

北国街道の旧川田宿を訪問しました。旧川田宿は現代の住所で言うと長野市松代若穂川田にあります。

北国街道というと現在の国道18号と大体ルートが同じなのですが、この北国街道には東脇往還と呼ばれる支線のようなルートが存在します。東京方面から国道18号を移動してくると矢代宿(現在の屋代駅付近)で分岐し、本線は善光寺方面へ、東脇往還は松代方面へ向かっていきます。分岐した路線は牟礼宿で合流することになります。

今回訪問した川田宿は矢代宿の次の次に当たる宿場です。現在の国道403号からは離れているので、意図して訪問しない限り宿場町の町並みは目に入ってきません。

本陣や蔵造りの建物など当時をしのばせる建造物が残っています。また、そのほかの建物もリニューアルはされているようですが、構造自体は宿場町らしい風情を残しているものが多いように感じられました。

宿場の端には高いところに小さな社がまつられており、これは火災予防を祈願した秋葉神社だそうです。

近くにあった説明板にもある通り、立派な天然石の上にあります。家の屋根くらいの高さなので、高さ3mくらいはありそうです。高いところにあるので近くでじっくりと見ることはできませんが、確かに獅子の精巧な透かし彫りが施されています。

宿場内の舗装は石畳風に溝を切ったものになっているのもユニークです。

綿内駅前の遊歩道

綿内駅前に久々に立ち寄ったところ、駅跡地が結構変わっていました。

駅舎は解体され、バス停が残るのみとなりました。公衆トイレもそのまま残されています。

こちらは2020年10月時点の駅舎です。

駅舎跡は広い砂利敷の広場になっています。線路跡は若穂駅跡から延びてきている遊歩道になっています。

遊歩道はそのまま須坂方面まで行けるかと期待しましたが、駅を出て300mくらいのところで早くも途切れていました。遊歩道の延伸にはまだ時間がかかりそうです。

駅の跡地がかなり広いので、現状の砂利広場のままでは少々もったいなく感じます。今後どういう利用がされるのか注目したいと思います。

ナガノトマト 国産つぶ野菜入り信州生まれのケチャップ

スーパーで商品を見ていたら長野県のご当地ケチャップを発見しました。

製造元は松本市のナガノトマトという会社です。商品名通り長野県産のトマト、国産にんじんとタマネギが入っており、ケチャップでありながらトマトソース的な性格のある商品となっています。トマトは長野県内の契約農家が生産した”愛果”という品種が使われているそうです。

長野県は野菜の自給率が非常に高いという話をよく聞きますが、まさかトマトやケチャップまで県産品である程度まかなえるとは思いませんでした。

細切りの野菜が入っているので王道の卵焼きにかけるような使い方はもちろん、単にパスタを和えるだけでも結構それらしい感じになります。

遊舎工房 2-in-1 キープラー

今回作ったばかりのキーボードのスイッチをいきなり全部取り替えるという作業が発生してしまいましたが、その際にこの工具が役立ちました。

遊舎工房さんで販売されているキー引き抜き工具兼キースイッチ引き抜き工具です。

キースイッチはスイッチパネルに対してはめ込むと爪で固定されるようになっています。この爪は非常に小さいので、指で押さえながら引き抜くのは困難です。かといってマイナスドライバーなどで押さえると先端が曲がるなどのトラブルが心配です。

この工具を使うことで、ストレスなく安全な作業が可能です。

Windows11の大型アップデート発表

Windows11の様々なアプリについて、機能の拡充が発表されたそうです。

タスクバー検索に「Bing」のAI ~「Windows 11 2022 Update」2度目の大型アップデートが発表

[窓の杜]

大変盛りだくさんですがこれらは機能アップデートで一括提供されるものではなく、Windows Updateやアプリ自体のアップデートとして徐々に展開されていくものだそうです。

従来は半年に1回の機能アップデートで大規模な改修が行われることが多かったですが、機能アップデートの回数が年1回になった関係上、こういった目だった機能強化についてもある程度コンスタントに行われる方針になったようです。

クイックアシストとsnipping Toolの強化が個人的にはありがたく感じます。何かと知人のPCサポートなどを請け負うことが多く、その時に操作の説明を電話やチャットでするのが大変だと感じていたので、画面共有時のレーザーポインター機能や、Snipping Toolによる録画のサポートは作業効率に貢献してくれるのではないかと期待しています。

倉科の里

千曲市の倉科という地区を訪問しました。

倉科はあんずの里としておなじみの森地区の北側のエリアです。三滝川という川が地区内を流れています。三滝川の源流には倉科三滝という滝があり、観光名所になっているそうです。

今回は探検も兼ねて地区の一番奥の方まで自転車で登ってみました。

看板の雰囲気から見るにハイキングコースとしては歴史がありそうです。

倉科地区は背後に鞍骨山という山があり、山を挟んで反対側は松代となっています。山を越えられる車道はないので、これで行き止まりとなります。

看板が出ていますが登山道は存在し、鞍骨山や天城山といった山を越えて松代方面に降りることもできるようです。登山道の途中には城跡や古墳などもあり、登山道とはいいながら何らかの歴史的な経緯のあるルートなのではないかと思います。

ベーコン入り味噌汁

冷蔵庫に野菜が色々余っていたのでまとめて味噌汁にしました。

一見豚汁ですが豚バラは信州ハムのベーコンです。

最近味噌汁を作る時に味の出るものを野菜と一緒によく入れています。今回はベーコンを入れています。ベーコンの場合は要は豚バラなので脂っ気もありますし、旨味成分が補強できてオススメです。洋風の食材ですが味噌との組み合わせは悪くなく感じます。

他にもベーコンの仲間でソーセージや、練り物類もオススメです。練り物は魚介と野菜が一緒になって揚がっているものが多いので、単品で加えるだけでも複雑な味にできます。

マルシンフーズ プレミアムりんごバター

長野県産りんごを使用しているというりんごバターです。

バターとジャムが一体化しているような商品で、これを塗るだけでトーストなどがおいしく食べられます。オートミールの味付けなんかにも便利に使えます。

ネットでこの商品について調べてみると、パッケージがほとんど同じなのですが製造元が異なるバージョンがあるようです。年度によってりんごの産地が異なり、それに伴って製造元が違うのかもしれません。

7sPlusビルドログ(組み立て編)

先日作成した7splusという自作キーボードのビルドログです。この7sPlusというキットは自作キットながら組み立てがしやすい構成になっています。

自作キーボードというとスイッチごとにダイオードやスイッチソケットの半田付け作業があり、途中に「これを90ヶ所行います」というような大変な工程が出てくるイメージがありました。

このキットは基盤にスイッチ関係の部品が既に実装されており、スイッチについては差し込むだけでOKという設計になっています。一方でTRRSジャックやPromicroについては半田付けが必要になっています。

この「ほどほどに半田付けも要るが、基本的に組み立てやすい」というのが非常にバランス良く感じます。

公式ビルドガイド

設計者の方がていねいなビルドガイドを公開してくださっているので、基本的にはこれに従って組み立てていけばOKです。

自作キーボードキット『7sPlus』ビルドガイド

[自作キーボード温泉街の歩き方]

製作でつまづく部分はありませんでしたが、ちょっと気になった部分について触れてみます。

スタビライザーの潤滑

ビルドガイドでおすすめのオプション工程としてスタビライザーの潤滑が紹介されています。私も今回実施してみましたが、慣れていないとスタビライザーバーの取り外しが難しく感じました。

スタビライザーのルブの話

[自作キーボード温泉街の歩き方]

スタビライザーバーは図のようにスタビライザー本体にはめ込んであり、そのままでは取り外せません。力をこめれば引き抜ける可能性もありますが、その際にスタビライザー本体が割れてしまう恐れがあります。

図の通りにスタビライザーの端を下方向に押し、スタビライザーバーの入っている隙間を広げてあげることで、強い力を入れなくてもスタビライザーバーを引き抜くことができます。

工程全体を振り返ってみると、このスタビライザーバーを引き抜くところが一番緊張したかもしれません。

スイッチのはめ込み

基盤とスイッチプレートを重ねてスイッチをはめていく作業でも注意したいポイントがあります。それはスイッチの足がはめ込みの際に曲がってしまうことがあることです。

これを防ぐためにはスイッチをはめ込む前にスイッチの足が曲がっていないかを事前に確認することと、はめ込む際に極力垂直に力を入れて押し込むことに注意するとよいように思いました。

はめ込み時に上辺→下辺のように片方の辺から先にはめ込んでしまうと足が折れる確率が高くなるように感じました。

こんな感じでスイッチの足が折れてしまうことがあります。

はめ込んだ後に基盤の裏面から足が見えているかを確認するのも重要だと思います。正しく設置できていればソケットの穴からスイッチの足を目視で確認することができます。足が折れてしまうとソケットに足が見えないので、スイッチは設置しているのに足が見えていない場所があった場合はスイッチを外して別のものに交換します。

画像の青丸部分はOKですが、赤丸部分のように足が見えていない場所は足が折れている可能性が高いです。

スペーサーとボトムプレートの取り付け

Promicroの取り付けもできたら最後にスペーサーを取り付けてボトムプレートを取り付けます。ここは基本的にビルドガイド通りで問題ない工程ですが、長い6mmのスペーサーが1個余ります。これは予備用ではなくて右手側キーボードの中段に使用するものです。

私はうっかり取り付け忘れをするところだったので、部品が余らないかご注意下さい。

長さ6mmのスペーサーはボトムプレート取り付け前に差し込んでおきます。
ボトムプレートを設置すると矢印の位置にネジ穴ができます。

組み立ててみて

初の文字が打てるキーボードの製作でしたが、作る工程に苦しい部分はなく、楽しんで組み立てることができました。特にスイッチを取り付けた後に各スイッチの導通確認をするところを無事にクリアすると結構な達成感があります。

選んで楽しい、組み立てて楽しい、使って楽しい、と自作キーボードの楽しさを十分に感じられる体験になりました。

7sPlusビルドログ(部品選定編)

先日組み立てた自作キーボード、7sPlusの部品選定についてのエントリです。自作キーボードは多くの場合、本体キットにキースイッチとキーキャップが含まれていません。このキースイッチ選びとキーキャップ選びもまた自作キーボードの醍醐味と言えるポイントです。

なので一般的に自作キーボードを作る場合は本体、キースイッチ、キーキャップの3つを選択する必要があります。

本体(7sPlus)

本体は今回85キーを使う7sPlusというキットを選択しました。別のエントリでも触れましたが、せっかく自作キーボードを作るのでちょっと変わったものを作ってみたいと思っていました。

しかしながらあまりに変わった配置のものは結局使わなくなってしまう可能性もあります。間を取ってではないですが、おおよそUS配置でなおかつ分離式・一体式のどちらの特徴も有する7sPlusを選択しました。

スイッチごとに半田付けを必要としないキットなので、自作キーボードの製作経験のない私にはちょうど良いくらいの工作難易度でした。

また、次の項で触れますがスイッチがソケット式なので、交換が必要な場合はすぐにスイッチを取り替えられるのが便利です。今回はこの機能に救われました。

本体キットは基盤類とPromicroくらいなので、意外にコンパクトです。

キースイッチ(Kailh Box V2 Switch(brown)→Input Club Hako(violet))

今回キースイッチについてはタクタイルタッチのものを選ぼうと思っていました。タクタイルというのは押し込む時に必要な力が一定ではなく、途中に抵抗のあるタイプのスイッチです。

メインで使っていたFILCOのMajestouchがCherry社製の茶軸と呼ばれるタクタイルスイッチを採用しており、タッチが気に入っているので同じタイプのスイッチにしてみました。

Kalihのスイッチは非常に明瞭な打鍵感があって動作テストをする限りではとても良かったのですが、いざ実際に文章のタイピングをしてみると5分くらいで指の股が疲れてくるという現象が発生しました。

後からよく調べてみるとKalihのスイッチは抵抗の”山”に相当する部分に75gの力が必要ということでした。対する元々使っていたCherry茶軸はおおよそ55gで動作するということでした。要するに今回購入したKalihのスイッチの方が動作が重たいスイッチだったということになります。

そのままでは常用が難しそうな感じがしたのでさっそくスイッチを取り替えることにしました。取り替えたのは同じくKalih製らしいのですがInput clubというブランドのスイッチです。Kalih Box茶軸と同様にタクタイルタッチですが、動作に必要な力は約40gとかなり軽く設定されています。スイッチを変えてみたところ、おおよそイメージした通りのキータッチになりました。

Kalih Box茶軸はほぼ使われずに在庫になってしまいましたが、動作も滑らかで決して悪い製品ではないように感じました。今回は私の下調べとデータシートを読む力が不足していたというところだと思います。

スイッチのみで押し比べてみるとそんなに差は感じなかったのですが、実際の利用ではかなり差を感じました。

キーキャップ(Akko Herb Garden Keycap Set)

結構悩んだのがキーキャップです。キーキャップはキーボードの見た目を決めるほか、打ちやすさにも大きく影響します。また、キーボードキットによっては特殊なサイズのキャップが必要な場合があり、それをキットでまかなえるかどうかというのも重要なポイントになります。

今回購入した7sPlusは一般的なUS配置に近いレイアウトになっていますが、1.75Uという特殊なキーキャップが必要ということでした。そのためキット内に1.75Uのキーキャップがあることが必須要件となりました。

また、キーのプロファイル(形状)も重要な要素です。プロファイルにはいくつか種類があるそうですが、私は手が小さいのでできれば高さが低いキーキャップを使いたいと思っていました。調べてみたところCherryプロファイル、OEMプロファイル、そしてOSAプロファイルというプロファイルについてはキーの高さがそれほど高くないらしいことが分かりました。

キット内に1.75Uを含んでおり、なおかつ背が低く、見た目が好みで入手も可能なもの、という条件で探してみたところ、Akkoのキーキャップセットがちょうど良さそうでした。

商品として体積があって迫力を感じるのはキーキャップセットです。

プロファイルはOSAというものだそうで、高さは低いながらもキーの上面は指先に沿うような形で浅い球状にえぐれており、キーボードを横から見るとキー同士が緩い弧を描くような形になっているのが特徴です。他のプロファイルの特徴を複数備えているのが特徴というちょっと変わったプロファイルになっています。

キーが並んでいる様は壮観です。

キーの印字はダブルショット(2色成形)になっており、文字部分と本体部分が違う素材で成形されています。そのため、使っていく過程で表面がこすれても文字が決して消えないという特徴があります。

このキーの場合生地の色は緑で、白色で刻印を表現しています。裏から見ると2色になっていることが分かります。

自作キーボード用のキーキャップセットは多くの場合こういった2色成形や、樹脂そのものに染料を染みこませて文字を消えにくくしたものがほとんどのようです。キーキャップだけでも結構高コストではあるのですが、一般的なキーボードとはひと味違う工夫が施されているものが多いようです。